株式会社Vivid Sunshine 代表取締役 神谷 真綺

玉磨かざれば光なし

株式会社Vivid Sunshine
代表取締役 神谷 真綺

略歴
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フェリス女学院中学・高等学校を卒業後、渡米し、バークリー音楽大学の音楽ビジネス学部に入学。
成績最優秀(Summa Cum Laude)で卒業後、ボストン交響楽団のリサーチ部門でインターンを経験。帰国後は英会話講師や国際弁護士秘書としての勤務を経て、2014年に親子向け英会話事業で起業。
現在は、経営者や企業を対象に、「心を通わせる英語コミュニケーション」の支援を行っている。
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現在の仕事についた経緯

 高校生の頃、「感性を、世界とつながる架け橋にしたい」という夢を描き、英語を猛勉強して海外留学を実現しました。
しかし現地で一番つまずいたのは、英語力そのものではなく、「文化や価値観の違いによるコミュニケーションの壁」でした。
この経験から、ただ言葉を話すだけでなく、相手と心を通わせる“異文化コミュニケーション力”の重要性を痛感。
だからこそ、「英語を通して人と人の心をつなぐ」ことこそ、自分が目指していた“架け橋”になるのではと思い立ち、日本の方々に向けた英語コミュニケーションのサポートをスタートしました。

仕事へのこだわり

 私には、仕事をするうえで大切にしている3つのこだわりがあります。1つ目は「誰よりも無知な姿勢で学び、誰よりもプロとして人前に立つ」。昔の私は「それ知ってる」と頭でっかちになって、肝心な時に何も答えられない“なんちゃって知識人”でした。だからこそ今は、学ぶときは謙虚に、実践では堂々と。子育てにも活きる、私の信念です。

 2つ目は「変化を思いっきり楽しめる人になる」。学生時代は変化が大好きだったのに、大人になるにつれて“枠の中”が当たり前に。でも、娘の「ママみたいになりたい」という一言が私を変えてくれました。挑戦する姿を見せること、それが次の世代へのギフトだと思っています。

3つ目は「コントロールできることだけコントロールする」。9.11のテロを現地で経験し、自分ではどうにもできないことがこの世にはあると痛感しました。それ以来、「自分にできること」に集中するようにしています。どのこだわりも、失敗や挫折から学んだ宝物です。

今後の展望・私の夢

 私の夢は、「心と心がつながる英語コミュニケーション」で、世界を少しずつ近づけていくことです。
そのためにまず目指しているのが、“共感”と“信頼”を土台にした英語コミュニケーションが自然に育つコミュニティづくり。発音や文法の正しさよりも大切にしているのは、安心できる場所で、自分の思いや気持ちを英語で伝えられること。私は、ただ英語を“教える”のではなく、その人が自分らしく話せるようになる土台づくりを、一人ひとりと丁寧に重ねています。

 そして今、私の役割はそれだけにとどまりません。英語を学び、声をあげようとする人たちが、勇気を持って未来に一歩踏み出せるように。その声をもっと遠くへ、もっと深く届けられるように。私は、通訳という枠を超え、その人の想いや可能性を、世界とつなぐ“架け橋”のような存在でありたいと願っています。

若者へのメッセージ

 たくさんの「人」に出逢ってほしい。人は“人”で磨かれます。小学校卒業のときにもらった「玉磨かざれば光なし」という言葉を、私は今も座右の銘にしています。

 今のあなたの世界は、これまで出会ってきた人の影響でつくられたもの。もしその世界がせまくて、居心地が悪いと感じているなら、それはあなた自身の世界じゃないからかもしれません。

 文句を言ったり反発するだけでは、世界は変わりません。挑戦しようとするあなたに「無理」「無駄」と言う人も出てくるけれど、それに負けないで。応援しない世界なんて、私はちっともワクワクしません。

 もっと自由に、自分が「これだ!」と思える世界を見つける旅に出てほしい。その第一歩は、たくさんの「人」に出逢うこと。私は、そんなあなたを全力で応援します。

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