
株式会社Rainbow Taste 代表取締役社長 寺門 里紗
大きな夢を描き、小さな一歩を重ねる
株式会社Rainbow Taste
代表取締役社長 寺門 里紗
略歴
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1994年秋田県生まれ。
早稲田大学を卒業後、語学スクールに就職。
入会営業や留学コンシェルジュ業務、店舗管理などに携わる。
その後婚活支援を行う親会社に転籍し、
代表秘書としてバックオフィス業務や経営企画などを幅広く経験。
上場企業のM&Aや経営再建に関わったことをきっかけに起業を志し、営業支援の会社を経て、
2023年5月に株式会社Rainbow Tasteを設立。
日本で唯一の調味料特化型プラットフォームの立ち上げを目指し日々奮闘中。
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現在の仕事についた経緯
旅行や出張で国内各地を訪れる機会が多かったのですが、短時間ではその土地の魅力を十分に味わえないことがありました。そこで、帰り際に空港や駅で、元々好きだった調味料やスパイスを買うようになり、その感想や写真を記録するようになりました。いわゆる調味料オタクだったんです。キャリアプランを考える中で、20代での起業を目指すようになり、その際に重要だと思ったのは「自分自身の情熱ができる限り長く続くこと」でした。好きなことであれば、それが実現できると考え、大好きな調味料分野での起業を選びました。好きなことで起業したことは正解だったと実感しています。業界への貢献意欲も強く、ビジョンを達成するまで諦めずに挑戦し続ける原動力になっています。
仕事へのこだわり
私は非常に頑固でこだわりが強い性格なのですが、新人時代からこの特性を強みに変えることを心がけてきました。任された領域については、プロフェッショナルと呼ばれるレベルになるまで徹底的に学び、考え抜き、自分なりの答えを出すことを大切にしています。細部に至るまで徹底してこだわり、一つ一つの仕事に明確な意味を持たせるよう努めてきました。例えば、資料一つ作るにしても、文字の大きさやレイアウトに至るまで、なぜそうするのかという理由を明確にして取り組むようにしていました。その結果、上司や同僚から「任せた仕事には必ず期待以上の成果を出してくれる」という信頼を得られたと思っています。また、どんな分野の仕事でも自分の血となり肉となると考え、与えられた機会を貪欲に吸収することを意識していました。特にキャリアの中では秘書職が一番長かったのですが、経営層の仕事の進め方や意思決定のプロセスを間近で学ぶことができ、現在の経営にも非常に活きています。様々な部署や領域の業務に触れたことで、多角的な視点を持って物事を判断できるようになりました。この「徹底的なこだわり」と「幅広い経験の吸収」という二つの軸が、私の今の仕事のスタイルを作っているのではないかと思います。頑固さは時に弱点にもなりますが、それを自覚しながら強みに変えていくことで、独自の価値を生み出せると信じています。
今後の展望・私の夢
私が目指しているのは「作り手の規模や地域に関係なく、様々な選択肢の中からユーザーが自由に調味料や加工食品を選択できる世界」です。現在、地域の中小規模の製造者がつくる素晴らしい調味料は、残念ながら流通の壁や情報発信力の差によって、本来届くべき人々に届いていないケースが多くあります。一方で、ユーザーも自分の好みに合った調味料との出会いを求めています。Rainbow Tasteでは、この状況を変えるために様々な事業を展開しています。「調味料の作り手とユーザーをつなぐ架け橋」として、両者の間に立ち、作り手の想いやこだわりを正しく伝え、ユーザーのニーズを的確に捉えて適切な商品へと導く役割を果たしていきたいと考えています。地域の食文化を守りながら、新しい価値を生み出していきたいですし、それが私自身の夢であり、会社のビジョンでもあり、使命だと捉えています。
若者へのメッセージ
今でこそ起業して会社を経営していますが、私自身もまだまだダメな部分だらけです。思い返せば若い時に一番大変だったのは、ダメな自分、つまり現状の自分を受け入れることでした。自分の良いところや強みを見つけるには、まずはダメな自分を受け入れることから始まりますよね。人は誰も完璧じゃなくて、みんな欠点があって、ダメな自分を持っている。私自身そんな当たり前のことに気付くまでに20代のほとんどの時間を費やしました。ただ、ダメな自分=現状の自分を受け入れられるようになってから、生きることや働くことがすごく楽に、楽しくなったんです。もし今悩んでいる方がいらっしゃったら、あまり悩みすぎず、肩の力を抜いて前を見るために、そんなことを言ってた人がいたなと思い出してもらえたら嬉しいです。その他には、座右の銘である「大きな夢を描き、小さな一歩を重ねる」ことを日々意識しています。若いみなさんには、ダメな自分を受け入れ、それでも輝かしい未来や夢がこれから広がっていると信じて、目の前の一歩一歩、一日一日を大切に生きてほしいと思います。大きな夢を描き、今日できる小さな一歩を着実に重ねていってみてください。私も一緒に頑張ります。
株式会社Rainbow Taste
https://satoseasoning.com/