
株式会社ECRAS 代表取締役 指田 侑衣
かけた情は水に流せ受けた恩は石に刻め
株式会社ECRAS
代表取締役 指田 侑衣
略歴
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東京都世田谷区出身
高校卒業後、不動産会社に入社、営業として勤務。
宅地建物取引士を取得し独立。
現在は不動産事業をメインにサイバーセキュリティ関連事業も行っている。
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現在の仕事についた経緯
子どもの頃からとにかく人前に出るのが苦手で、それを克服したい気持ちもあって、高校卒業後に劇団の研究所に入所しました。劇団は楽しかったですが、自分には芝居の才能がないことも分かりました。自分に向いてる仕事は何かとずっと考えていた時に、ある人から「指田さんは物事を端的に説明するのが上手だから営業とか向いているんじゃない」と言われ、初めて営業の仕事に興味を持ちました。その人が不動産の仕事をしていたこともあり、不動産会社に就職しました。
仕事へのこだわり
私が仕事をする上で大切にしていることは三つあります。まず一つは顧客志向の徹底です。常にお客様の目線に立ち、コミュニケーションを重ね、考えを共有し、最適な不動産をご紹介できるよう努めています。ヒト、モノ、カネの順番を間違えず、ひとつひとつの仕事を着実に積み重ねていくことでしか、信頼は獲得できません。これは経営者として、人を雇用するようになって強く感じるようになりました。
二つ目は主体性です。自らで考えて行動し、もたらされた結果に責任を持つこと。社会人として当たり前のことかもしれませんが、他人のせいにしないというマインドは、結果的に自分を助けることにつながります。福沢諭吉の有名な言葉に「一身独立して一国独立す」というのがありますよね。一人一人が独立した人間であって、はじめて国として独立できるという意味ですが、企業においても同じだと思います。
三つ目は感謝です。これがないと商売は絶対にうまくいきません。会社を始めた頃は謙虚さがなく、なかなかこの気持ちになれませんでした。自分のいたらなさと向き合ったとき、自然とまわりの人へ感謝の念が生まれるようになりました。いまは、数ある不動産会社のなかから弊社を選んでくださるお客様、一緒に働いてくれる社員、支えてくれる家族や身近な人へ感謝しながら、仕事ができています。
今後の展望・私の夢
今後やりたいことは、たくさんあります。まず今年は空き家や訳あり物件の買取、再生、販売に注力したいと考えています。不動産の売却に困っている不動産所有者をなくし、リフォームで新しく生まれ変わらせ、価値を再生します。不動産価格が上昇するなか、マイホームなど、不動産の購入を考えているお客様に寄り添った価格で、販売できるよう努めます。所有者、購入者そして地域にもメリットのあるかたちで、不動産市場を活性化していきたいと思っています。また同時に会社も活性化させ、社員が前向きな気持ちで仕事に取り組める環境を整えていきます。
若者へのメッセージ
河島英五さんの時代おくれという曲のなかで「妬まぬように焦らぬように飾った世界に流されず」という歌詞があります。これは阿久悠さんの詞ですが、今の時代にすごく大事なことだと思います。これだけSNSが発達し便利な反面、見なくてもよいものを見て落ち込んだり、また逆に自分をよく見せようと必死になったりする人が増えました。いろいろな情報が入ってくる中で、自分が大切にしているものの本質を見失わないことが重要です。それさえしっかりと留めておけば、あとは色々なことにチャレンジしてみるのが良いと思います。一歩踏み出せば、必ず選択肢は広がり、道は開けます。
株式会社ECRAS
https://www.ecras.tokyo