グリアメンズクリニック東京 院長  加藤 淳

no pain, no gain

グリアメンズクリニック東京
院長 加藤 淳

略歴
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2024年9月~:グリアメンズクリニック東京開業
2017年6月~2024年8月:都内大手メンズクリニック院長
2017年7月〜2018年10月:企業健診業務全般
1997年~2017年:外資系製薬企業(臨床開発・安全性市販後調査)
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現在の仕事についた経緯

 臨床医(豪州も含め)として生きていくと思っていた矢先、阪神淡路大震災に遭遇し、その後、65歳まで20年近くを製薬企業(臨床開発や安全性部門)に勤務してきた。製薬企業定年後、EDやAGAの自由診療を8年近く経験。最終的に自由診療(コンプレックス医療)の経験ができたことは非常に有意義であった。これらの経験から68歳になって開業に至った。臨床開発の経験で薬の開発の難しさ(承認を取得するという意)や市販後のマーケット手法などを身をもって学び、さらに自由診療のダイナミズムを経験した。最終的に費用対効果の高い医療機器や再生医療へ行きつき、開業という決断に至った。

仕事へのこだわり

 「仕事への拘り」について、多くの場合、仕事に対するプロフェッショナリズム(規律)や、情熱、責任感、達成感に関連することであろうが、私は、最終的に単純に関係した人々から「有難う」と言われることへの拘りかなと思う。この拘りの成果物が、論文数や学会発表数、さらに地位、知名度、収入という世俗的な計測値で議論されはじめると、すぐに興ざめしてしまう。一方、仕事への拘りは、皮肉であるが「自己満足」なのかも知れないが、自己満足を得るためのプロセスの繰り返しが「拘り」なのかも知れない。別の表現では、仕事に対するバランスの取り方や、仕事への情熱とともに限界を認知した際の諦めや焦燥感など、これらが知らず知らずのうちに自己成長や社会貢献に繋がっていくのだろうとも思う。もっとかっこをつけて言うと、仕事に対する拘りは、マズローのいう「自己実現」を目指すプロセスなのかも知れない。

今後の展望・私の夢

 医療人として、日本人として、夢はやはり日本の再生であろう。この再生はいろいろな意味があるが、特に時代背景から、昭和生まれの私は物質至上主義の日本を懸命に走って来た感じがある。そして最近ふと気が付くと、薬害や食品汚染など、知れば知るほど日本の将来や子孫に恥ずかしくて仕方がない。一方で、ここ4年。マスクを外せない人々、顔が半分しかない日本人の姿を見ても、日常風景の一部として違和感を持たない自分の感性に堕落を感じる。日本の再生に向けて、顔のある個性のある、精神的に豊かな日本人らしさを取り戻すことが夢と考えている。この気付きや感性を共有化することも夢である。またこの感覚を持ち続けることも夢である。

若者へのメッセージ

 この世界で、日本に生まれた意義や責務を感じてほしいとひたすら思う。でも、ただそう言われても、学校教育、いわゆるマスメデイアに誘導された歴史観などで、日本人としての意味への気づき、さらに自信や希望はどんどん薄れてきたことも大きな支障であったろう。とは言え、いまやインターネット等でいろいろな情報を自分で学べるし、最低、「真実」に近いところまで自分の力である程度行きつくことができると思う。あとは時々襲われる虚無感と戦いながらも、まずは教科書は捨てて、自分らの祖先をしっかり知り、ミスリードされた報道などは信じず、日本の歴史を疑うことから始めていってほしい。

グリアメンズクリニック東京
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