池袋東口アイクリニック
院長　石塚 匡彦

略歴
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2013年獨協医科大学医学部医学科卒業
2015年獨協医科大学埼玉医療センター眼科入局
2017年獨協医科大学院医学研究科入学
2022年獨協医科大学院医学研究科卒業
2022年むさしのメディカルクリニック眼科部長
2024年独立開業、池袋東口アイクリニック院長

著書：新篇眼科プラクティス 3 OCTとOCTAが，わかる！役立つ！　執筆頁　6.うっ血乳頭
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現在の仕事についた経緯

　私は2013年から9年間、獨協医科大学埼玉医療センターで外来医長として研鑽を積みました。その後、2022年から1年間、むさしのメディカルクリニックの眼科部長として勤務し、地域クリニックでの経験を積む中で、自分の理想とする医療を実現したいという思いが強まりました。大学病院では教育や研究に時間を費やす一方、地域に根ざした医療を提供することで、より多くの患者に寄り添いながら診療や手術に専念できる環境を作りたいと考え、独立を決意しました。

仕事へのこだわり

　私が仕事でこだわっているのは、患者一人ひとりに合わせた治療を提供することです。特に外来診療では、単に病気に対して薬を処方するだけでなく、患者さんのライフスタイルや仕事環境を考慮した治療を心がけています。新人時代から一方的な治療にならないように、患者さんが日常生活の中でどう病気と向き合うかを重視してきました。

　例えば、緑内障の治療では薬を出すだけで終わるのではなく、病気が今後どう進行していくのか、どのように生活に影響が出るかを丁寧に説明するようにしています。多くの患者さんが抱える不安を取り除くため、彼らが安心して通院できる環境作りに注力しています。病気についての理解が深まることで、治療に対するモチベーションも上がり、結果的に治療効果が向上することを実感しています。

　また、近年増加している近視についても特に力を入れています。学童期の近視予防には、マイオピン点眼や野外活動の推奨が有効だとされています。さらに、オルソケラトロジーという特殊なコンタクトレンズを使用することで、近視の進行を効果的に抑えることができることが分かっています。昔は「暗い場所でゲームをすると目が悪くなる」といったシンプルなアドバイスが主流でしたが、今では近視に関する最新の知見を積極的に患者さんへ提供し、情報をアップデートしていくことが重要だと考えています。

　新人時代から現在に至るまで、私は常に患者さんとの対話を大切にし、彼らが不安なく治療を受けられるよう努めています。そのためには、病気の説明や治療方針の提示だけでなく、患者さんの生活背景や個々のニーズに寄り添った対応が欠かせません。これからも、より良い治療を提供し続けるために、日々の診療に情熱を注いでいきたいと思っています。

今後の展望・私の夢

　私の夢は、まず池袋でしっかりと地盤を築き、地域に根ざした医療を提供することです。その後、地元である愛知にもクリニックを開業し、同じような信念を持った医師たちを集めて、さらに多くの患者に質の高い医療を提供できる環境を作りたいと考えています。地域医療に貢献しつつ、医療従事者としての使命を果たすことが私の目標です。

　また、医師の働き方改革にも強い関心を持っています。医療従事者すべてが働きやすい環境を整えることは、患者さんに対してより良い医療を提供するためにも不可欠です。将来的には、医師だけでなく、看護師やスタッフ全員が安心して働けるような法人クリニックを設立し、働き方改革を推進していきたいと思っています。そのために、医療の質を高めながらも、働く人々が充実した職場環境を得られるクリニックを目指していきます。

若者へのメッセージ

　若い時に経験したことは、必ず将来の財産になります。もちろん、年を取ってからでも新しいことを始めるのは遅くはありませんが、若い時には体力や時間、そして柔軟な思考があるため、興味があることはどんどん挑戦してみましょう。早く始めるに越したことはありません。

　好きなことや興味を持っていることに取り組むと、驚くほどのスピードで成長できます。だからこそ、仕事でも遊びでも、本気で全力を注いでやってみることが大切です。失敗を恐れず、まずは全力で挑んでみる。たとえうまくいかなくても、その経験は必ず自分を成長させ、次のステップに繋がります。

　自分が本当にやりたいことを見つけ、それに向かって一生懸命取り組むこと。それが将来の自分にとって大きな力となるはずです。

池袋東口アイクリニック
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