マークスライフ株式会社 代表取締役社長 花原 浩二

マークスライフ株式会社

マークスライフ株式会社
代表取締役社長 花原 浩二

略歴
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流通科学大学を卒業後、1999年に新卒で大和ハウス工業株式会社に入社。
2016年より現職。著書に「不動産オーナー・管理会社のための事故物件対応ハンドブック」
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現在の仕事についた経緯

 私は大学直前の1995年に阪神淡路大震災を経験し、神戸の街の復興と共に大学の4年間を過ごしました。甚大な被害を受けた住宅を目の当たりにする中で、人の命を救うため地震に負けない家づくりをしたいと思い卒業後は大手ハウスメーカーに就職し、17年半勤務しました。一方で、当初は家族の命を守るために住宅を建てていただいたものの、建物が充足していく中で増え続ける空き家問題を目の当たりにし、「空き家問題の解決や地方創生をしたい」と考えて2016年に独立しました。

仕事へのこだわり

「いつ死ぬかわからない」 この死生観をもっていたからこそ、まわりに喜んでもらえる人生を送りたい、世の中に役立つ仕事をしたいという想いが人一倍強く、働く意味、理由付けを自分に落とし込みながら仕事をしてきたと思います。「世の中や人のためになる仕事がしたい」とずっと思っていた私は、
営業をするなかでも、お客様に契約をお願いすることが嫌いでした。自分はお客様に何を価値提供できるのか。その価値を認めていただき、お客様に選んでいただく。新人の頃から自分や会社を客観視しながら働いていました。

今後の展望・私の夢

 当社を、不動産業界を革新し日本を代表するライフソリューション企業へと成長させたいと思っています。人は不動産の上でしか働くことも生きることもできません。不動産は生活に密着した存在だからこそ、その可能性を追求することで人々の生活そのものを劇的に改善することができると思っています。

 直近の課題としては、危機的状況である日本の空き家問題の解決に取り組んでいきたいと思っています。その為には空き家を売買する事業だけでなく、高齢者や外国人などにむけて賃貸として貸し出す事業や適切に管理していく事業なども行い、空き家を総合的に取り扱う必要があります。また同時に過疎化が進む地方に目を向け、日本の文化、環境などを世界基準で再評価し、価値を見いだすことで地方創生に取り組んでいきたいと思っています。人生の集大成としては、本業の不動産からは離れますが少子化問題の解決に挑戦したいと思っています。

 「相続負動産のプロ集団」として相続発生前後にまつわる不動産サービスを展開していますが、ともすれば「人の死を待つビジネス」であると思っています。だからこそ、人生の後半は人の命をつくることに人生をささげたいと思っています。人は人からしか産まれず、人が産まれないと未来はありません。そう考えると人をつくること以上に崇高なことはないと思っています。祖先から受けた命のバトンを未来へとつないでいきたいと思います。

若者へのメッセージ

 人は、より働きやすい環境や自分らしい生き方が出来る環境、苦しいことが少ない環境を選ぶ生き物だと思います。でもみなさんの人生を振り返ってみるとどうでしょうか。過去一番辛かった経験、悲しかったこと、苦しかったことを思い出してみてください。当時は逃げ出したくなるほどの大変な経験だったと思いますが、今振り返るとすべてが糧となり、自分が一番成長できた瞬間ではないでしょうか。
判断軸を「自分の成長」にもっていくことで見える景色は変わってくると思います。是非一番苦労する道、最大の挑戦や精一杯の努力を必要とする道を選んでみてください。

マークスライフ株式会社
https://marks-house.jp/