リフレ矯正歯科クリニック 院長 工藤 悠介
適切な治療を多くの方に届けたい
リフレ矯正歯科クリニック
院長 工藤 悠介
略歴
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北海道医療大学卒業。卒業後は北海道大学歯学部歯科矯正学教室に7年間在籍。
その間に北海道大学大学院博士課程修了および日本矯正歯科学会認定医を取得。
その後勤務医として13年間を歯科矯正治療に加えて、
小児歯科から訪問診療も含めたオールジャンルの歯科治療に従事。
令和6年4月に歯科矯正治療に専念すべく「リフレ矯正歯科クリニック」を承継。
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現在の仕事についた経緯
歯科医師であった父の「人と人との対話も、経営も、ものつくりも全てを行えて、さらには困っているひとを救って感謝してもらえるような職業はなかなかない」という言葉に感銘を受け歯科医師を目指しました。進路決定の際は、まず習得に時間のかかる歯科矯正治療を修得するため大学の歯科矯正学講座に7年在籍し認定医を取得。その後は在籍する歯科医師それぞれが全ての分野を担当するクリニックに13年間勤務し、まさにほぼ全ての分野の歯科治療を経験しました。ある時、近隣の数少ない矯正専門のクリニックの院長先生が引退されると聞き、地域における専門性の高い矯正治療のニーズの受け入れを維持すべくクリニックを開業しました。
仕事へのこだわり
歯科矯正治療でめざすべき最終的な歯並び・かみ合わせのことを「個性正常咬合」と呼びます。歯並びを作る要素である個々の歯や上下の顎骨の大きさや形、周囲の粘膜・筋肉の動きや癖などは患者さんそれぞれで異なります。その要素全てを理想的な状態になるように治療するのは現実的ではないため、各要素の問題点を総合的に判断してそれぞれの患者さんにとって最適な新しいかみ合わせ、つまり「個性正常咬合」を歯科医師が設定して治療を行っていきましょう、ということです。
これは歯科医学的な面での治療目標の設定ということですが、私はこれでは不十分だと考えています。まず矯正治療を希望される患者さんの多くは見た目を改善したいという希望をお持ちです。そして見た目の良さというのは主観的なものなので、好みというものが存在します。また経済的な面やライフスタイルなどにより治療内容に制限がある場合もあります。このようなことを考慮に入れると、歯科医学的に正しいと考えて設定した新しいかみ合わせと矛盾する場合も出てきます。ですが私は「歯科医学的に正しい」というものを患者さんに押し付けてはいけないと考えています。
一方で、患者さんは歯科医学の観点から正しい・美しいというのがどういうものなのか、ということを知りません。ですから患者さんの希望に全て従って治療目標を決定してしまうと、それは歯科医師が責任を放棄していることになってしまうと思います。ですので私は、患者さんのお口のなかで達成し得る最大限に「歯科医学的に正しい」かみ合わせを患者さんに提案し共有した上で、患者さんの希望とバックグラウンドを丁寧に聞き取り、患者さんと相談しながらそれらをすり合わせて作り上げた新しい歯並び・かみ合わせの目標を、「個性正常咬合」としています。
若者へのメッセージ
私は大きな組織の一員である勤務医としてキャリアをスタートしました。大きな組織の良い所は多くのスタッフの力を合わせることで、少人数では達成できないことを成し遂げることが出来る点だと思います。個人開業した現在はマンパワーが必要なことはできませんが、その代わりに個人の考えをストレートに素早く実行することが出来ます。キャリアの初期に大きな組織でしか体験できない仕事ができたのは、独立した現在にとても役立っています。もしよければ参考にしてみてください。
リフレ矯正歯科クリニック
https://www.rifure-ortho.com/