新緑糖尿病内科クリニック 院長  佐藤 雄紀

昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。

新緑糖尿病内科クリニック
院長 佐藤 雄紀


略歴
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信州大学医学部卒業。
長野赤十字病院で初期研修、東京都済生会中央病院 総合診療科勤務の後、慶應義塾大学病院 血液内科へ入局し慶應義塾大学病院で勤務。
その後、JCHO埼玉メディカルセンター糖尿病内分泌代謝内科勤務の傍ら、新都心ホームケアクリニック非常勤勤務で緩和ケア訪問診療、糖尿病内科診療、血液内科診療に当たった。
2023年7月埼玉県川口市に新緑糖尿病内科クリニックを開院。
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現在の仕事についた経緯

 父親が透析療法を受け、心不全で早逝したことから医師を志す。JCHO埼玉メディカルセンター糖尿病内分泌代謝内科勤務と同時に新都心ホームケアクリニック非常勤勤務で緩和ケア訪問診療、糖尿病内科、血液内科、肥満外来などを経験しかかりつけ医の機能や必要性を改めて痛感するとともに専門性を磨いた。より多くの糖尿病を持つ方が専門的な医療を受け、合併症のない生涯を送っていただく必要性を感じ理想のクリニックの開業を志す。2023年7月新緑糖尿病内科クリニックを開院し糖尿病診療に係る高い専門性とアクセスの良さを売りにして診療にあたっている。

仕事へのこだわり

 私は幼少期に父親という一番近しい身内の闘病生活を見てきました。微妙な言葉の違いでどれほど励まされたか、どれほど傷ついたかを家族として理解しています。病気を支える家族にとっては、医療従事者は頼もしくもあり、恨めしくもありました。医師になった以上は多くの病気を持った方とご家族に安心を届けたいという思いでいました。

 多くの人は病気にかかってしまって大変だ、自分は不幸だと考えると思います。また、「こんな病気になってしまったのが自分が不摂生をしていたからだ」とか、「病気になってしまって申し訳ない。」などと罪の背負っているような感情になってしまっている方も多くいらっしゃいます。病気を背負われて色々不自由があるとしても、人生を全うして「苦労は多かったけれども良い人生だった」と思える生き方があるはずです。不運を嘆き悲しんで過ごすよりも、できることや楽しみ、喜びを見出しながら生きていくことは有意義であるはずです。糖尿病診療を選んだのは、糖尿病を持ちながら病気を受容しその方らしい人生を送って頂きたいという願いがあったからです。病気になった理由は遺伝的要因だったり、周囲の環境的要因が問題だったりと御自分の力の及ばない部分も大きく関わっているはずです。病気になることは決して悪いことではないだけではなく、不名誉なことでもないはずです。

 私が医師として患者様と関わる上では思いを受け止めて、学ばせていただくという思いで働いていました。そして学ばせていただいたことをお返ししたいと思っています。そのために常に暖かい笑顔でいれるように、柔らかい心で患者様の前にいられるように心がけています。

今後の展望・私の夢

 地域のために貢献できるように小さな医院を始めたばかりですが、より多くの方へ専門的な治療を受ける機会を提供したいという思いです。そして糖尿病で悩む方々との接点を最大化したいと考えています。そのためには私が理想とする診療のスタイルが提供できるクリニックと医師を揃えて広げていきたいと考えています。

若者へのメッセージ

 私もまだ若いつもりでいますが、僭越ながら応援のメッセージを送ります。日本という国が以前よりも国際競争力を落としているというような暗い情報が多くあります。これまで問題のない時代などはなく、その時その時に大きな課題を乗り越えなければならないのが常です。自分のやりたいことや、譲れない湧き上がる思いを大切にしていればきっとあなたの仕事や取り組みは誰かを幸せにすることに必ずつながります。自分が幸せを感じられるからこそ人を幸せにできると思います。自分を信じて、やりがいや幸せだと思える取り組みを追求して下さい。

新緑糖尿病内科クリニック
https://shinryoku-clinic.com