医療法人MIRIZE 理事長  中川 剛

迅速果断

医療法人MIRIZE
理事長 中川 剛

略歴
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久留米大学医学部医学科卒業。
大学病院、一般病院で泌尿器科医として研鑽する。
2014年に現在のクリニックを開業し、開業後MBA取得。
2016年に医療法人MIRIZE設立し、2017年には地域の医療介護ネットワークTringle設立。
今後、事業展開予定している。
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現在の仕事についた経緯

1.幼少期からの背景
祖父が政治家、父が歯科医をしていまして、自分は政治家か歯科医になることを考えていました。

2.学生時代の経験
中学校から進学校に進み、6年間寮生活を行いました。6年間の共同生活の中でチームワーク、忍耐力を学ました。高校時代はテニスに明け暮れており、勉学の方にはそれほど力を入れていませんでした。1年間の浪人生活を経て、旧帝大歯学部A判定まで成長できましたが、残念ながら本番で落ちてしまって、足止めで受けた私立医学部に入学することとなりました。自分としては不本意でしたが、両親は歯学部よりは医学部の方がいいと後押ししてくれて、渋々入学を決めました。

3.医学部での経験
大学入学後はバイトとサークル生活などに明け暮れて、4年間なんとなく過ごし、5年生の病院実習を通じて医師への志望動機が変化しました。先輩Drの患者さんへの姿勢、手術する姿などをみて”初めて自分も医師になりたい”と思うようになりました。

4.専門分野への志望
手術を執刀し、患者さんから感謝されることに憧れを持ち、外科医を志しましたが、当時はライバルも多く、なかなか執刀させてもらえる機会が少なかったため、学生時代から教授を知っていたこともあり泌尿器科への入局を決断することとなりました。

仕事へのこだわり

1.泌尿器科医としての経験と専門性の追求
泌尿器科は外科、内科の両方をカバーできる診療科であり、大学病院、一般病院などで幅広い診療を行ってきました。32歳(当時はかなり早い年齢)で腹腔鏡手術の技術認定医を取得し、手術に専念する中で経験を積み重ねてきました。

2.指導医としての役割
大学病院で執刀医、指導医として先輩Dr、後輩Dr、学生の指導を行ってきました。

3.病院経営への関心と開業
大学病院内で病棟管理を任された時に病院経営に触れる機会をいただきました。本当に入院が必要な方を入院させて、入院の必要のない方は”外来でなんとか手術できないか”と考えるようになりました。日帰り手術ができるクリニックを2014年に開業しました。

4.クリニックの特徴と提供する医療
クリニックは外来患者さんを主体に日帰り手術・在宅医療・美容医療を提供しております。

5.日帰り手術の社会的意義
日帰り手術は外部環境(人口減少、働き方改革)の変化に順応して社会復帰、会社を休まなくていいなどで全国から患者さんが訪れるようになりました。在宅医療は地域の患者様に対して入院する必要なく自宅で過ごせるように提供させていただいています。

6.在宅医療の地域貢献
地域の患者様が入院する必要なく、自宅で過ごせるよう在宅医療を提供しています。現在、約100人の患者さんを受け持ち、自分の中では病院に入院されている受け持ち患者様のような認識です。在宅での看取りも行っております。地域の患者が自宅で医療を受けることで、家族や地域社会との絆を保ちながらも適切な医療を提供できています。

7.美容医療へのアプローチ
勤務医時代のお金がなかった頃からバイトで美容医療に携わってきましたが、患者様の不満を踏まえて価格設定に配慮を行っております。広告で表示される価格とカウンセリングでの実際の価格のずれに配慮し、明確な金額で気軽に受診できるよう美容医療を提供しております。患者様が気軽に受診できるよう、価格の透明性を高めることで受診の障壁を下げるよう取り組んでおります。

今後の展望・私の夢

<事業展開と個人目標>
1.地域課題と展望
現在、開業している地域は日本の20年後のモデル地域のような場所であり、人口減少が進んでいます。地域課題としても認識されております。

2.事業展開の計画
人口減少地域での現在の課題に対応するため、人口増加地域での分院展開、別事業の展開などを予定しております。法人の理念として外部環境の変化に迅速に対応し、地域のかかりつけとしての役割を全国に広げることを目指している。

3.目標の追求
今後、事業展開していく中でさらに新たな目標設定する意向があります。個人的な目標としてはまずはフルマラソンでサブ4を目標としています。

若者へのメッセージ

1.目標の発見
実体験から現在目標がなくてもあることをきっかけに新たな目標が出てくることがあります。現在は目の前の課題に集中し、日々を過ごすことが大切だと考えます。

2.目標達成への取り組み
目標ができたら積極的に学び、行動に移すことが重要です。自然と周りがその行動に反応し、支援してくれます。

3リーダーシップと評価
リーダーや経営者は言葉だけでなく、行動や成果が重視されます。プロスポーツ選手同様いくら努力しても成果が出ないなら評価されないことがあります。

4.挑戦の重要性
トライアンドエラーを通じて成長することは大切です。挑戦することで、後悔するよりもより大きな成長や学びが得られる可能性があります。

医療法人MIRIZE
http://www.mirize.or.jp