横山皮膚科 理事長 横山 令
人間讃歌
横山皮膚科
理事長 横山 令
略歴
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東京医科大学医学部医学科卒業。
同病院で研修後、新潟大学医歯学総合病院皮膚科に入局。
大学病院・長岡赤十字病院の皮膚科に従事し、皮膚科専門医を取得。
2022年5月から横山皮膚科で勤務開始、2023年4月より理事長・院長に就任。
現在は保険診療に加え美容医療も開始し、地域医療に貢献している。
また株式会社ヨコレイ.を立ち上げ、クラフトビールの醸造家として二足の草鞋を履くべく修行中。
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現在の仕事についた経緯
元々、父が新潟県長岡市にて平成7年6月より横山皮膚科を開業したことがベースにあります。中越地震の際、避難所に往診に行く父の手伝いをしたことをきっかけに医師を目指すようになりました。現在の医院に勤務するきっかけは父の体調不良によるものでした。当時、大学院で研究を行なっており、海外留学をするのが夢でしたが、心なかばで断念する形でした。2022年5月から横山皮膚科で勤務開始、2023年4月より理事長・院長に就任し、2023年6月5日より敷地内の新しいクリニックへ移転、心機一転頑張っています。
仕事へのこだわり
やりたいことは口に出すこと。言霊という言葉があります。古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力で、発した言葉どおりの結果を現す力があるとされていました。やりたいこと、夢・目標を口に出していると、必ず応援してくれる人が出てきます。直接的じゃなくても、「あいつはこんなこと興味あったな」と思ってもらえれば、関連した仕事や話題がどんどん集まってきます。また言った手前、後に引けない、頑張らなければいけないとも思えます。そして口に出していると、自分自身「やらなきゃ!」と奮起できます。誘惑に負けてしまいそうなときほど口に出して、言霊の力、周りの力を借りて前に進んでいます。
イエスマンになること。神様は乗り越えられない試練を与えない。フットワークを軽くし、自分が苦手なことでも、疲れている時でも、「これを乗り越えたら自分が成長できる」と少しでも思えたことは挑戦するようにしてきました。といっても、自分が限界を迎えて壊れそうになる時、その仕事が他人からの悪意である場合はすかさず逃げます(笑)。
奢らないこと。医師というと地位が上だと勘違いしている人も多くいますが、自分が働けているのは看護師、事務、経理など様々な方の支えで成り立っています。患者様に対しても、自分の意見を押し付けるのではなく、その人が本当に困っていることは何で、どうしていきたいかというところを主体に考えます。塗り薬を処方しても、ちゃんと塗らなければ治りません。患者様が治すお手伝いをしているという気持ちで、できるだけ寄り添っています。そもそも人間一人では生きていけません。関わってくれる、仲良くしてくれる人には感謝をし、年齢や職業に関係なく人の意見は素直に取り入れるようにしています。
今後の展望・私の夢
保険医療と美容医療の両立です。「皮膚科」は、文字通り皮膚を治す診療科です。そこには、いわゆる病気・疾患による皮膚の悩みから、もっと美しくなりたいという悩みまで多岐に渡ります。もちろん保険医療は、病気・疾患を治すためのものなので、美容のためには当然適応されません。でも、同じくらい悩んで、困っている人がいます。美容医療のみを行なっているクリニックとは違い、保険診療による治療も提案できることで、よりその人その人にあった治療法の提案ができると思っております。少しでも笑顔になって自信を持って社会的活動ができるお手伝いができたらな、と思って日々努力しています。また、治療だけでなく、疾患啓発や教育もしていきたいと考えています。今はネット社会、いい情報も得られますが間違った情報も多くあります。知っていれば簡単に改善できること、あらかじめ予防できるものなど、医療企業の方や塾を経営する友人などの力を借りつつ、コラムの執筆や講演会をする機会を増やしていきます。
医療からは離れますが、自分自身がクラフトビールにハマり、醸造家を目指しています。株式会社ヨコレイ.を立ち上げ、資金繰りや醸造の練習、レシピ開発を行なっているところです。二足の草鞋を履くことになりますが、どちらも妥協せず頑張っていく所存です。
若者へのメッセージ
若さは、それだけで武器なのだと最近思います。がむしゃらに進んでくエネルギーは歳をとるとともに薄れていきます。薄れずとも、体力がついてこなくなります。立場があればあるほど冒険できなくなってきます。若いうちは、自分がやりたいことは、なにがなんでも貫くこと。失敗は恥ずかしさや痛みを伴いますが、長い年月で見れば大したことはありません。恥ずかしいと思うからこそ、次は失敗しないように頭を使うのです。世間体など気にせず、トライアンドエラーをし、それを糧にし、自分がなりたい自分になれるよう頑張ってください。
「真の失敗とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちのことをいうのだッ!」(スティーブン・スティール)