武道の魅力 神戸学院大学 Tさん

武道の魅力

皆さん躰道(たいどう)をご存じでしょうか?
「躰道」は、空手から派生して1965年に生まれた新しい武道のことです。

今回は躰道の魅力をもっと発信していきたいというTさんにお話をお伺いしてきました。




ー躰道部での成長

私は、躰道という武道を大学で行っています。幼稚園、小学校、中学校で柔道をしていましたが高校では部活動に入らなかったので、大学では運動部に入りたいという気持ちがありました。
神戸学院大学の課外活動紹介冊子を見て、躰道部を知りました。そこに記載されていたSNSから問い合わせたところ、快く迎えていただきました。また、先輩方が躰道についてや、部活の雰囲気などを優しく教えてくださったので、入部を決めました。
さらに、躰道は大学で始める人がほとんどという事ことを聞き、スタートが皆同じ中、自分がどれだけ高みを目指せるのかと、期待する気持ちになりました。





ー躰道の魅力を広めたい!

躰道は特に初めての動きが多く、今までやってきたスポーツの経験を生かしづらく、技術的な面で「この動きが出来ない」というのは毎日のようにあります。
神戸学院大学の躰道部は幸いなことに、世界大会で優勝されたコーチなど素晴らしい指導陣にご教授いただく機会が多くあります。先生方を見ていると、圧倒されるようなアクロバティックな動きや、実戦的かつ繊細な身体操作をされています。「私もそんな動きをしてみたい」という尊敬の念や、「後輩たちに教えてあげたい」という気持ちから、努力し続けることができています。

躰道というマイナーな武道は、特に西日本では認知度が低いというのが現状です。新入生を躰道部に勧誘するときは、躰道の説明から入り、上手く伝えるために実演する必要があります。このため、毎年なかなか安定した入部数が得られず、コロナ禍の影響もあり上級生が少なくなっています。
これからはもっと躰道の魅力を広め、認知度をあげられるよう尽力していきたいと考えています。




現在は、自分がどういう道に進めばいいかを模索している状況です。
部活を引退してからも、地元に残りOBとして部活に行きたいと思っています。

大学を卒業しても今まで受けてきた恩を躰道部に還元していきたいです。

ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

大学や仕事で出会った人間は一期一会だから、会えて良かったと思われるような人間になれるといいなと伝えたいです。