株式会社カロッツェリアジャパン スキンケアブランド『HARUGARI』担当 岩見 果歩

果敢に歩む

株式会社カロッツェリアジャパン
スキンケアブランド『HARUGARI』担当 岩見 果歩

略歴
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大阪教育大学教育学部卒業。
視覚心理学を主に専攻。
新卒で教育関連企業に入社し、大学受験予備校にて進路指導。
グループの学校法人に移籍後、通信制高等学校にて事務・eスポーツ部の立ち上げに従事。
現在はエイジングケア化粧品『HARUGARI』の広報、
マーケティング、ECサイト運営、生産管理等全体を担当。
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現在の仕事についた経緯

 新卒で入社してから長らく教育関係の事務仕事についておりましたが、プライベートでInstagramやブログで化粧品の投稿を積極的にしており、次第に商品提供の案件もいただけるようになっていきました。投稿を行う際に役に立つかもしれないと思い、化粧品について勉強するため日本化粧品検定協会が実施しているコスメコンシェルジュという民間資格を取得しました。前職でも事務以上の仕事を任せられたりやりがいはありましたが、キャリアに行き詰っていた時期に突入したことがきっかけで、せっかくなので資格を活かしてみたくなり、化粧品業界への転職に挑戦し、現在の仕事をするようになりました。

仕事へのこだわり

 未経験職種かつ未経験業界だったため、情報収集と勉強、人脈づくりの日々です。私個人としては、何か迷ったときは、楽なほうに流されがちですが、丁寧なほうを選ぶようにしています。

 HARUGARIは、流行している注目素材を使用して、どんどん新商品を発売していくスピード感があるブランドというよりかは、今愛用していただいているものを広めて育てていっているブランドです。10年以上続いているブランドをこれからも守っていくということにこだわって試行錯誤しております。弊社には石川県内に研究所があり、研究所にて製造開発しているオリジナル成分ラクトバチルスSP発酵液は抗酸化能や老化防止、水分保持力などスキンケアに適した効果が多くあります。研究所職員とも密に連携をとり、意見を取り入れて販売企画を練っております。

 化粧品広告には薬機法の壁があり、私が入社して以降もどんどん厳しくなっています。薬機法の関係で消費者まで本来の魅力を伝えることが難しく、いつも頭を悩ませております。今はインフルエンサーやメイクアップアーティストの方など、メーカーだけでなく著名人も化粧品ブランドを立ち上げられる時代。私が化粧品に携わる仕事についていることを知らない方からお声がけいただいたくらい、国内のOEM企業も一般人による新商品の開発に積極的。それに加え、韓国コスメや中国コスメもかなりの数が続々と上陸しており、国によって法律も異なる点や、新商品発売のスピード感にも圧倒されております。商品の魅力を伝えること、ユーザーに見つかることの難しさを感じています。時には化粧品とは関係のない文章や広告表現にも触れ、知見を広めるように意識し、模索しています。

今後の展望・私の夢

 HARUGARIの魅力を一人でも多くの方に知っていただき、選ばれる化粧品ブランドにしていきたいです。全ての方のお肌に合うわけではありませんが、幼いころにアトピーを発症しており肌が敏感な私でも使うことができるスキンケアです。他にも、防腐剤を含む天然由来成分100%処方を実現したり、べたつかないのに保湿を感じることができたり、パッケージ上部には金箔が施され、ロゴ部分も洗練された雰囲気だったり、芽吹きの春のような生命力のある肌にというテーマで立ち上げた開発者のこだわりがたくさん詰まった商品です。「こんな商品を探していた!」という方まで届くように、これからも努めてまいります。

 いつかHARUGARIではSOAP発売以来久しぶりの新商品も開発できればと思っております。スキンケアは現行商品であるローション、セラム、クリームの3点で完結するように処方を組んでおりますため、現段階では新商品発売予定はございません。スキンケアでない商品で、これはどうだろうかというアイデアを温めていたりします。先ほども、どんどん新商品を発売していくブランドではないとは話しましたが、やはり化粧品好きとしては、商品開発は夢であるため言わせてください。

若者へのメッセージ

 関係ないと思っていたようなことも今後につながることがあるため、学ぶことは大切だと感じています。出身大学は教育学部でしたが教員免許が取得できないコースだったこと、元々教育関係の仕事につく気は全くなく、新卒でご縁があり教育関係の企業に入社しました。大学在籍時に単位のためだけに受講した学校安全という講義の内容が知識としてのちに参考にできたり、受験のために勉強していた小論文がSNSでの発信に役に立ったり、幼少期に美術館に連れて行ってもらったり泣きながら絵画を完成させた経験が写真や画像作成のセンスにつながっていたり、今後の人生で何が活かせるようになるのかわかりません。

 またこれは若者だけの話ではないですが、人生では常に今が一番若いため、やりたいと思ったことはいつでも挑戦したほうが良いと思います。大人になるとある程度先が見えてしまって、無謀だと周りから言われたり、自分でもそう思ってしまったり諦めてしまうことも増えますが、成功しても失敗しても、何かしら得ることはあります。学びも若者だけのものではありません。それだけで終わらず活かせるようになることが大切だと思います。もちろん成功することが1番ではありますが。

株式会社カロッツェリアジャパン
https://secure.harugari.jp/index.html