セキュアリンク株式会社 代表取締役 藤本典志

雲外蒼天

セキュアリンク株式会社
代表取締役 藤本 典志


略歴
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新卒で大手ゲームメーカに入社後、
ラグビーがしたくて大手警備会社に入社するも、
まもなく戦力外通告となり、大阪に帰り飛び込みセールスから始める。
その後、多くの挫折と苦渋を経験しながら、
営業員としては5年連続社長賞などの特異な実績をあげつつ、
働きながらMBAも取得し、さらに学問への欲求が高まり筑波大学の博士課程に進学する。
進学後に、大手医療ホールディングスの創業者から誘いを受けて、就学しながら企業人としても奮闘し、企業再生や複数のM&Aの主幹役として現場を牽引した。
その後、ホールディングスがM&Aした警備会社の社長やホールディングスの会長付きなども経験し現在に至る。
学術論文においては複数あり。
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現在の仕事についた経緯

 現在の仕事へのキッカケは、母の孤独死です。「仕事が順調で、母親にはたまにしか電話をせず、洗濯好きな母親がベランダに干す洗濯物の有無が私の唯一の生存確認の方法だった」

 ある日、母親のマンションの前を車で通りかかると、晴天なのに洗濯物が一枚もない。不審に思うも素通りしていた。翌日も翌々日も晴天なのにやはり洗濯物がない!さらにその翌日も…。翌日、新聞の溜まりに異変を感じた隣人から連絡があり、慌てて部屋に向かった。

 すると母親は「リビングの椅子に座ったまま、動くことなく」私を出迎えてくれた。死因は心不全!悔やんでも悔やみきれない!このような思いを他の人に経験して欲しくない!それがキッカケです。

仕事へのこだわり

 私の仕事へのこだわりは、ただ楽しく仕事をする!仕事のスタイルは人や年代により変化して当然と考えています。特に私の場合は、営業職と経営層が長かったことから、非常に多くの失敗や恥をかき、また多くの嫌な事も経験してきました。

20~30代は、毎日怒られながら、がむしゃらに、「売れるってどういうことだろう?」と「売れたら偉くなれるのかなぁ?」とそんなことを考えながら、飛び込み営業の毎日で辛かったですが、楽しくしないと続かいないなぁ。

 30~40代は、営業も軌道に乗りより、出世欲と事業欲も増し、著名な方や事業家に葵する事を主として、多くの時間とコストを費やしてきたために、良質のネットワークを構築することができ、毎日が非常に充実して楽しかったが、裏切られることもあった。

 40~50代は、非常に多くの辛いことや失敗、挫折、騙されたり、仕事の梯子を外されたり、裏切りがあった半面、昇進昇格、複数の役員の就任、上場企業の要職、社長就任と悪い事と、良い事を経験できたことは、非常に辛くもあり楽しくもあり、現在に至る。人生長いようで短いので、常に前向きで楽しく考える方が得だと考えており、それが私の仕事へのこだわりと実感しています。

今後の展望・私の夢

 私の夢!「身近な他人が見守る社会」の実現です。
実母を孤独死させてしまってからは、今でも実母に対しては、本当に申し訳なかったなぁと考えることがしばしばある。2040年には65歳以上の一人暮らしが、900万人迫る勢いで増加する日本社会では、「見守り」事業が切っても切れない事業に成長すると信じています。さらに、この900万人をサポートする人たちがより働きやすい環境の構築も喫緊の課題でもあります。この様な課題の解決のためにも、「身近な他人が見守る社会」を実現したい。

若者へのメッセージ

 私から若者へのメッセージとなると。。。。近視眼的な事象に一喜一憂せずに、大局を見据えて、自分自身の好きな分野ではなく、自分自身が得意とする分野で勝負するということです。自分の得意分野が、好きな分野であればいうことはありませんが、そうでない場合もしばしばあります。

 また、自分の得意分野がわからないと混迷している方もおられるともいます。結果、自分が日々の生活の中で、繰り返し行っている事象が得意分野なのだと痛感しています。長年嫌々やっている仕事でも、その分野では経験を積んでおり、嫌な分野でも得意分野になることの方が多いです。石の上にも3年といいますが、嫌でも続ければ上達し、エキスパートに近づくのですから!今後、困難い直面することが多いと思いますが、ぜひ、ご自身の大局を見据えて、乗り越えてみてください!きっと道が開けると思います。

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