セラピー整体サロンえみ オーナー 冨岡 恵美

真摯に真っすぐに生きる

セラピー整体サロンえみ
オーナー 冨岡 恵美

略歴
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甲南大学文学部心理学科卒業。
イラストレーターとして活動していた時に、総合的に人を診て整えるという整体に出会い衝撃を受け、それまでと全く畑違いの東洋医学・整体・カウンセリングを学ぶ。
その後、人が健康であるためには心と体の両方からのアプローチが不可欠!と、整体とカウンセリングを併用したサロンをオープン。
現在、様々な悩みを持った女性に寄り添う整体セラピストとして活動をしている。
また、整体講座を随時開催し、元気になれる技術を伝えている。
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現在の仕事についた経緯

 30代前半の頃、子供が欲しいけれど、なかなか出来ない数年間がありました。不妊治療をやり始めたものの、自分の体のことには無頓着なままホルモン剤を飲むだけで3年ほど過ぎ、焦りだけがつのる日々。そんな時に「整体」という、西洋医学とは違う概念を知り、衝撃を受けました。それは「自分の体を作っているのは、日々の食べ物・習慣・そして心の持ち方」というものです。深く納得した私は、様々な事を勉強し、体を整えて妊娠することが出来ました。この経験をもとに、自分の心と体のことを知って健康に幸せになる女性が増えてくれたらと思い、整体セラピストになりました。最初は不妊の方専門のサロンでしたが、女性の悩みはそれぞれの年代で大きく変わります。全ての方に寄り添えるよう、今は様々な年代・お悩みの方に来ていただいています。

仕事へのこだわり

 私の仕事へのこだわりは、プロフェッショナルでいること。それに尽きます。お客様のどんな悩みにも寄り添い向き合い、それに対して最善のものを提供できる存在でありたいと思っています。当然ながらお客様は一人一人ちがい、悩みも千差万別です。セラピストには多岐にわたる知識も必要ですが、何よりも人と向き合う人間力が必要です。そのために、貪欲に学び続ける姿勢と、あとは人に対する良い意味の好奇心、人間が好きだという気持ちを持ち続けていることが、自分にとって良いモチベーションになっています。また、大切にしているのは「その人にとっての健康とは何にあたるのか?」ということです。

 「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」とはWHOの健康の定義ですが、病気でないことがイコール健康だというわけではありません。その人にとって健康で最良の状態は何であるかを模索し、それを提示できる存在であること。単に痛みを取る、楽にするだけでなく、いかにお客様の日常の暮らしを「支える」かを考えて、仕事に向き合っています。

今後の展望・私の夢

 人生では様々なことが降りかかります。思いがけずに立ち止まったり、どこに進むかわからなくなったり。そんな中で、自分らしく生きる選択が出来る人が増えるように力添えできればと、考えています。主体的に人生を選ぶ人が増えたら、自分についての幸せ、そして周りの人の幸せについても、もっと幅広く考える人が増えるのではないでしょうか。一人の人間が変ったら、その周りの人も変わります。そして周りの人が変ったら、またその周りも変わり、心地よさは連鎖していきます。私が出来ることは小さな事かもしれませんが、その先の社会の在り方まで変えていければと思っています。

また、自分や人を整える整体講座などを通して、楽になる人を増やしていきたいです。心や身体の不調で悩むことが減り、自由に人生を楽しめる。そんな人が沢山いる社会になっってほしいです。私自身はステージ4の癌の闘病中でもあるので、同じ闘病の方たちの支えになれるような活動もしていくつもりです。病気=不幸ではないことと、自分らしく生きる意味を感じて欲しいと思っています。

若者へのメッセージ

 いつだって、自分を信じる事。または、自分の未来を信じる事。人生に失敗はなく、ただ経験があるだけです。誰にでも可能性はあり、チャンスはあります。それを信じて、やりたいことをやってください。そして優しい人になってください。人は一人では生きていけません。どこかで誰かのお世話になって生きています。あなたの目の前にいなくても、誰かがあなたのために動いてくれている。そんな想像力を持ってください。これからは、個ではなく、共働していく社会になると思っています。優しい想像力を持つ人が増えてくれたら、きっともっと良い社会になるはず。そして、若い方たちが伸び伸びと活躍できる社会になってくれたらと願っています。そのために、少しだけ先輩の私たちの年代も頑張らないといけませんね。共に頑張っていきましょう。

セラピー整体サロンえみ
https://salon-emi.com/