サンパーク胃腸内科クリニック 院長 山城 惟欣
我惟ふ(おもう)故に我あり
サンパーク胃腸内科クリニック
院長 山城 惟欣
略歴
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沖縄県首里高校より1年間のイギリス留学を経て福岡大学附属大濠高等学校を卒業、
筑波大学医学専門学群を卒業後は県内外の拠点病院で救急医療、
消化器内科医療を学び2021年9月より現職に就いています。
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現在の仕事についた経緯
イギリス留学中にちょっとした体調不良のためホームステイ先のホームドクターを受診した事がきっかけとなっています。留学したばかりでコミュニケーションも覚束ない状況でしたが、ドクターのちょっとした表情や言葉が、魔法のように不安のどん底から人を救い出してくれる事を実感し、医師を志すようになりました。医師となってからは主に救急集中治療に携わる中で、沖縄県においては全国で最も低い健診受診率、特に内視鏡検査受診率の低さ故に若くして失われていく命を多く目の当たりにして来ました。一人でも多くの方に安心して内視鏡検査を受けて頂き、胃癌大腸癌を未然に防ぐことが自らに課せられた使命であるとの思いから当クリニックを開設致しました。
仕事へのこだわり
当院には3つの理念があります。
サンパーク胃腸内科クリニック;Sun‐Park Gasro‐enterologyの頭文字より
S;Be Sincere 常に後ろめたさのない自分でいる
P;Be Professional 常に当たり前のことを全力でやる
G;Be Gentle 互いの凸凹を責めずに常に補い合う
これはクリニックを立ち上げる際に、院内で起こり得るあらゆる事象に対し道標となるような普遍的価値観として設定しました。私が物心ついた頃より常に意識して、大切にしてきた価値観を言語化した事により、クリニックの目指す方向性が関わる全ての人に明確に認識して貰えるようになったと実感しています。言葉にしてしまうと至ってシンプルで簡単な事のように思えてしまいますが、医療機関においてはあまりに多忙な日常業務のためややもすると職員同士が殺伐として患者さんのメリットから乖離した方向へ動いてしまうケースがあるのも事実です。そんな時に皆がこの理念を常に持ち続けていれば、そう間違った方向には進まないと確信しております。
病院やクリニックには、出来れば一生関わる事なく過ごして行きたいと誰しも願うことでしょう。ところが日本においては間もなく二人に一人が生涯で一度は癌に罹る時代に突入します。ちょっとした風邪や体調不良などで医療を要する場面も少なからずあるでしょう。
定期通院であれば1~2か月毎、内視鏡検査であれば2~3年毎にここでこの人達に会いたくなる、そんなクリニックを目指して行きたいと考えています。
今後の展望・私の夢
私は地方で開業した町医者ですので時代の先駆者でもなければ、社会を変えていけるような力がある訳でもありません。ただこの世に生を受け、医師として自らの使命と言えるものに辿り着いたからには、身命を賭して内視鏡医療を推進して行きたいと考えています。
日本においては毎年約7万もの命が胃癌、大腸癌で失われています。特に大腸癌の増加は著しく、10名に1人が生涯で一度は大腸癌に罹る時代と言われています。胃癌はヘリコバクターピロリ菌を除菌する事で、大腸癌は良性ポリープの段階で内視鏡で切除する事でほとんどの場合未然に防げる事が実証されています。大した自覚症状もないのに病院に行って内視鏡検査を受ける時間的、金銭的ゆとりがない、大切だと分かっていても内視鏡検査はキツイ、苦しい、検査時の羞恥心など様々な理由で躊躇してしまう人が多いのも事実です。一人でも多くの方に安心して内視鏡検査を受けて頂き、失われる必要のなかった命を一つでも多く救い続けて行くことが私の使命であり大きな夢でもあります。そしてその理念が、私が一線を退いた後も引き継がれ100年先も200年先も人々を救い続けて行く事を願わずにはいられません。
若者へのメッセージ
座右の銘について付け加えたいと思います。これは私を名付けた父が亡くなった後に、字の由来を調べる中で知った言葉です。フランスの哲学者デカルトの有名な命題で、強い意志を持つからこそ自分は存在する意義があるのだという意味合いかと思われますが、強い意志イコール他者に屈しないという事ではないと考えています。惟欣の欣は、当初葦という字をあてていたようですが当時は名前として認められず役所で変更したようです。葦とは水辺に群生するススキのようなか細い植物ですが、これまたフランスの数学者かつ思想家パスカルが、人間は考える葦であると述べたことで有名です。人間は思想を持ったか弱き存在である事を表現しているようですが、私の父はいかなる思いで惟と葦をくっつけたのでしょうか。本人から直接聞く事は出来ませんでしたが、強い意志と柔軟な思考を持ち合わせる事が出来ているかと天から常に問いかけられているように感じます。
これからの時代は、AIの進歩などによりこれまで誰も想像し得なかったような世界に急速に変わって行くのでしょう。ただいつの時代も、今後世界がどう変わろうと強い意志と柔軟な思考を持つことの重要性が褪せる事はないでしょう。
サンパーク胃腸内科クリニック
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