皇學館大学駅伝競走部 近藤 心隆, 寺田 夏生 監督, 毛利 昂太, 新間 圭

監督と選手たちの成長物語

陸上競技への情熱

ー駅伝を始めたきっかけは?

毛利さん:中学校3年生のとき、体育の授業で陸上部に勝ってしまったことがあり、そのことがきっかけでした。その後、当時担任の先生が陸上部の顧問だったこともあり、授業があった翌日から朝練に連れて行かれることになりました(笑)。

近藤さん:小学校6年生の時に友人と地域のマラソン大会に参加しました。結果は負けてしまったのですが、最後の方まで先頭で走っていて、「こんな僕でも早く走れるんだ」という自信を得ました。元々はサッカーをやっていましたが、そのことがきっかけで中学校から陸上を始めることにしました。

新間さん:小学校5年生の時、近所の公園にランニングクラブがあり、興味本位で参加してみました。すると、小学6年生になる頃にはクラブの中でも上位に入るほど足が速くなりました。その経験から、中学校で陸上部に入ることを決めました。

監督:実業団に在籍していましたが、2023年3月31日をもって引退しました。その際、皇學館大学駅伝競走部から「監督をやりませんか?」というお誘いがあり、引き受けることになりました。私は高校生からずっと陸上一本でやり続け、約14年間を陸上に捧げてきました。将来的には、この培った経験を若者に伝えて教えていきたいと考えていたため、この話が来たときはとても嬉しかったです。

ー大変だったことは?

毛利さん:2023年8月末に疲労がたまり、針治療に行った際に、誤って変な場所に当たってしまったようでした。帰宅後、足が動かなくなり約2か月間走ることができませんでした。神経の部分に影響があったため、治療法としては薬を飲むことしかありませんでした。走れない期間中は、チームのサポートや広報活動を手伝いました。

近藤さん:環境の変化や新しい練習メニューへの適応が難しく、身体が思うように動かない日々がありました。しかし、そのような中でも寺田監督は親身になって話を聞いてくれたり、一緒に練習メニューを考えてくれたりして、心強い支えとなりました。

新間さん:高校と大学では練習量が急激に変わり、大学での練習の多さに驚きました。最初はついていくのが精一杯で大変でしたが、今では練習についていける体力がつき、余裕を持って取り組めるようになりました!

監督:長い間選手として陸上に携わっていたため、自分中心でしたが、監督としての役割になってからは、合宿の宿を取ったり、選手と向き合って試合に向けてのメニューを考えたりと、新しい業務が沢山ありました。監督というのは想像以上に色んな人の手助けがあって成り立っており、考えることもやることもたくさんあります。現在は約50名程の選手がいますが、大人数のチームを動かすことは大変だなと痛感しています。

ー選手との向き合い方は?

監督:選手と話すことは大切だと感じていますが、時には選手が積極的に相談してくることを期待してしまうこともあります。最近の若者は受け身の傾向があるように感じられますので、まだ私と選手の間で十分なコミュニケーションが取れていない部分があるのかもしれません。選手それぞれの性格も異なるため、私自身がもっと選手にアプローチして、積極的に寄り添っていくことが必要だと感じています。

ー皇學館大学駅伝競走部に入って嬉しかったことは?

毛利さん:高校時代はタイムが思うように伸びず、大会で目立った成績を残すことができませんでした。しかし、皇學館大学に入学してからは、自分に合った練習方法を見つけることができました。仲間と一緒にさまざまな大会に参加し、多くの経験を積む中で、将来の目標をより明確に設定することができるようになりました。

近藤さん:寺田監督は常に親身になって話を聞いてくれ、適切なアドバイスをしてくれるので、陸上を行う上でさらに心地よい環境になりました。大学では個々の選手に合わせた指導が行われるため、高校時代とは異なり、非常に満足しています。こうしたサポートを提供してくれる監督に出会えたことに感謝しています。

新間さん:皇學館大学に入学してから、出雲駅伝と全日本大学駅伝でのランニングが目標でした。去年、出雲駅伝に出場できたことで、新たな目標を見つけることができました。高校時代よりも、現在の方が陸上競技がますます好きになったと感じています。次は全日本大学駅伝で素晴らしい走りをして目標に向かって努力したいと考えています。

駅伝競走部の目標と夢

ー監督になって良かったと思う瞬間は?

監督:学生が大会で自己ベストを出したときは、自分のことのように嬉しく思います。彼らの成長を見届けることができ、監督になって良かったと感じる瞬間です。私自身はまだ指導歴が浅いですが、学生たちが私にアドバイスを求めてきたり、頼ってくれることがあります。その一方で、まだ分からないことも多く、指導者としての成長に努める必要があることを感じます。自分の未熟さに気づくことができることも、私にとっては喜ばしいことです。

ー普段、心掛けていることは?

毛利さん:キャプテンを務めている現在、チームで最高のタイムを持っているため、部活動や私生活の両面で模範となる存在であり続けることを意識しています。

近藤さん:主務としての役割を果たす中で、選手と監督の間に入る立場であるため、言葉遣いや態度には細心の注意を払っています。チームの雰囲気を損なわないよう、話し方や伝え方にも気を配り、選手や監督に対して上から目線にならないように意識しています。

新間さん:ポジティブな考え方と行動を心がけています。ネガティブな考え方では気持ちが沈みがちになり、状況がますます厳しく感じられます。そのため、心が落ち込まないように、積極的な姿勢を保つことを大切にしています。

ー監督になって意識していることはありますか?

監督:学生の競技力には個々の差がありますので、その学生のレベルに応じて指導方法を調整しています。また、指導の際は上から目線で厳しい態度を取らず、学生の立場に立って考えながらコミュニケーションを図るように心がけています。

10年後、NEXTGENERATIONの自分へ

毛利さん:「監督の現役時代の記録を超えているか?」

近藤さん:「主務として培ったスキルを活かせていますか?」

新間さん:「幸せが1番なのでずっと幸せでいますか?」

次世代へメッセージ

監督:将来的には、強くて魅力的な駅伝競走部を目指しています。そのような魅力的な部活動になることを想定して、新入生に向けて、「入学おめでとうございます。これから一緒に歴史を作っていきましょう」と伝えたいですね。