株式会社DOYAKAI 代表取締役 笠井亮人

うんたまれば えんたまる

株式会社DOYAKAI
代表取締役 笠井亮人

略歴
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大手酒造メーカーで杜氏として黄綬褒章受章という、匠の父の背中を見て育
つ。大学卒業後、ITや人材ビジネスや携帯電話など、色々な業界でBtoBやBtoCの営業を経験。
2007年から異業種交流の食事会「どや会」主宰。
2018年新しい事業と新しいビジネスモデルを形にするために、IT業界で在職
中に、現会社「株式会社DOYAKAI」設立。現在は、フード・マイノリティのためのECサイト運営や商品開発などフード・マイノリティ研究家として活動中。
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現在の仕事についた経緯

 大手酒造メーカーで45年間杜氏として働き、黄綬褒章を頂く匠の父の背中を見て育ちました。その父の背中を見て育った影響なのかもしれませんが、昨今、食の安全(アレルギー、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラルフード)に対する意識の低下により、添加物や農薬、化学調味料の大量使用が原因と思われる若年性のアトピー性皮膚炎が急増していたり、子供達を含め生命が脅かされていることに非常に危機感を感じています。

 この現状を改善するために、「食の安全」に関する情報発信環境を作り、食に制限のある、フード・マイノリティの人たちが、安心して安全に使える総合店舗検索サイトを作りたいと思い、日本から世界に情報発信できる次世代に残せる仕事がしたい思いと合致して独立を決心。

 2020年日本初!食の有識者によるフードマイノリティのための総合店舗検索サイト「Japanese Heart」を立ち上げました。

仕事へのこだわり

 フード・マイノリティの人たちと出会ったことによって食に対する基準を世界の基準の目線で見ることです。日本は、フード・マイノリティと言われている人は、食物アレルギーで約2%で約200万人、ベジタリアンで約6%で600万人、ハラルフードが必要なムスリムの人たちは約19万人しかいません。しかし世界は、77億人に対してフード・マイノリティに該当する人は31億人いると言われています。約2人に1人です。

 日本は、観光客や労働者などのインバウンドや世界イベントをする国として誰でも安心して安全に食べれる環境づくりの食にインフラの向上に向き合った発信をしています。
フード・マイノリティの人たちの要望から始まったオンラインショップを運営することでわかったことは、フード・マイノリティの人が欲しくても対応している商品がないということです。

 昨年から始まったBeauty Health事業部で、フード・マイノリティの人たちが、安心して安全に食べれる食品を食のプロたちと商品開発をして製造していきます。意外にも、28品目アレルギーフリー、ラクトフリー、グルテンフリーでヴィーガン対応や無添加など、食に制限のある人たちに多い、複数の制限に対応している食品が少ない。

 第1弾は、乳案菌の概念を変えた乳酸菌「ナリネ菌」を使って、28品目アレルギーフリー、ラクトフリー、グルテンフリーでヴィーガン対応の、腸活が健康をメイクする「ナリネスムージー」ジェラートやゼリーなど大人も子供も食べたくなる食品で商品化をしてシリーズ化していきます。

今後の展望・私の夢

 フード・マイノリティの人たちが、気にすることなく安心して、好きな人たちと食事ができる、日本での食のインフラを、ネットワークを作ることが大きな夢の一つであります。そのためには「Japanese Heart」に全国1,200店舗掲載してブランディングを上げて誰でも知っているサイトにしたいです。

 また、昨今、腸活することで、健康改善、美容、ダイエットなど栄養管理も含めて注目を浴びていますので、乳酸菌の概念を変えた乳酸菌「ナリネ菌」を使って「NARINE」の商品化と、さらにシリーズ化して日本国内の広がる活動をしていき、いずれはメイドインジャパンのブランディングで輸出できる環境づくりもしたいです。

 ”DO Yourself Action”自分自身で行動するグループというところから社名になった株式会社DOYAKAI。社員それぞれが自分の得意分野の技術を最大限生かして、活躍できる場を提供し続けれる環境を作っていき、常に新規事業やイノベーションが生まれる会社にしたいです。

若者へのメッセージ

 社会には、まだ手を付けられていない「気づき」がたくさん落ちています。

 私は、2018年にある相談から気づかされたフード・マイノリティの分野。例えば、ベジタリアンの考え方は、そもそも紀元前7世紀のインダス文明からあります。世界はすでに、フード・マイノリティの人たちに向き合っています。77億人中31億人が対象者です。日本はまだまだこれからです。

 色々なところにアンテナを張って、疑問に思ったら、追求してみてください。きっと新しい景色や発見があると思います。

 私は、昨年息子から新しい目線の発見を教わりました。「うんたまれば えんたまる」
 あなたなら、どこで区切ってどんな変換をしますか? 円?縁?エンタ?・・・

 時期や場所、年齢など全く関係ありません。みなさんも素敵なことに気づき、発見してみてください。

株式会社DOYAKAI
https://www.doya-group.co.jp