株式会社アンドエーアイ 代表取締役社長 西 真央

何より大切なのは人生を楽しむこと

株式会社アンドエーアイ
代表取締役社長 西 真央

略歴
_________________________

京都工芸繊維大学に進学したが、経済的理由により中退。その後、WEB制作会社に入社し、最年少で事業責任者に就任。国内に留まらず海外市場へも販路を広げ、事業部の売上を60倍に拡大させる実績を残した。2018年、これらの経験を糧に現在の株式会社アンドエーアイを創業。現在は生成AI開発とアプリ開発を主力事業とし、大手企業向けの受託開発と併せて、中小企業のDX促進を目的とした勤怠管理アプリ「カンリル」の自社運営にも注力している。
_________________________

現在の仕事についた経緯

 私は幼少時代から「ものづくり」が大好きで、将来は面白いものを生み出すような仕事がしたいと漠然と考えていました。2018年頃、TikTokが若者の間で流行し、LINEを介したコミュニケーションが主流になった時期に、モバイルアプリの普及が急速に進みました。この時代の変化を実感し、自分の思いと時代がマッチしていると感じました。「IT」と「ものづくり」を掛け合わせ、誰かの役に立つものを作り社会を変えたいと思ったことがきっかけで、アプリ開発の勉強を始め、独立を決意しました。

仕事へのこだわり

 この令和の時代には合わないかも知れませんが、新人時代は熱血だったと思います。とにかく誰よりも朝早くから夜遅くまで、四六時中がむしゃらに働きました。デザインやプログラミングの勉強もたくさんしましたし、どのようにすれば売り上げがあがるか、コストを下げることができるか、お客様に喜んでいただけるのかなど数字を上げることにも貪欲だったと思います。考えてみると学生時代バスケ部に所属している時も、毎日必ず誰よりも早く練習を始め、全員が帰った後も一人で練習を続けるというマイルールを決めていました。

 自分には決して飛び抜けた才能があるとは思っていなかったので、努力しないといけない。誰よりも努力して、やれることは全てやる。そうやって常に自分や周りの期待を超えていきたいと思っていました。

 そんな多忙な日々でも、どんなことにも「楽しむ」ことを大切にしてきました。同じ仕事でも、愚痴をこぼすか楽しみながら取り組むかでは、周囲への影響力や自らの成長に大きな違いがあるからです。また楽しんで取り組むことで「ワクワクするような面白い何か」を生み出せると信じています。

 仕事は捉え方一つで価値が変わります。人生は短いので、様々なことに楽しみながら挑戦し、一つ一つの経験を大切にして、自分の糧としていきたいですね。

今後の展望・私の夢

 私は長年、様々な中小企業に関わってきた中で、大手企業とは異なる課題に直面してきました。特にAI活用やITツールの導入など、DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性は理解していても日々の業務に忙殺され、何から手を付ければいいのか分からず、予算の制約もあって、なかなか着手できないのが実情です。実際に中小企業基盤整備機構の調べによるとすでにDXに取り組むことができている企業はわずか14.6%でした。

 私たちアンドエーアイは、勤怠管理システムの「カンリル」でそんな中小企業のみなさんの手を取り「一歩目のDX」をサポートし、共に歩んでいくパートナーになりたいと願っています。「簡単」「シンプル」「使いやすい」をモットーに、中小企業がデジタル化への一歩を軽やかに踏み出せるようにサポートし、まだDX化を実現していない全ての企業の「一歩目のDX」を支える企業になることを目指します。

若者へのメッセージ

 人生はとても短いです。短い時間の中で精一杯、人生を有意義なものにするために、やりたいことや頑張りたいこと、様々なことに挑戦してみてほしいと思います。それが遊びでも仕事でも、何事も全力でやりきってください。自分が「全力でやりきった」と思える経験は後の人生で必ず意味のあるものとなり、あなたが誇れる人生の歴史になります。覚えておいて欲しいことは、「残りの人生の中で一番若いのは今この瞬間」ということです。何かをはじめるのなら今はじめましょう。人生を変えたいのなら今この瞬間から変えましょう。

 また、人は一人では決して生きていけません。人と関わって生きていきます。自分の人生をどのようなものにするかは、人とどのように関わっていくかで決まります。周りの人にしっかりと向き合い、人の幸せを願うことが、結果として自分の人生を豊かにすることに繋がります。

株式会社アンドエーアイ
https://andai.net/