横浜国立大学硬式野球部主務 山口小春
変化と学び、野球部マネージャーの挑戦
吹奏楽から野球マネージャーへ
ーマネージャーを始めたきっかけは?
元々私は中学や高校で吹奏楽部に所属しておりましたが、大学進学を機に新たな挑戦をしたいと考えました。なぜ野球部を選んだかというと、弟が長く野球をやっており、野球観戦や野球に対する興味がありました。また、野球部のマネージャーという役割に憧れを抱いていたこともあり、自分もその経験をしてみたいと思いました。
ー大変だったことは?
自分のこれまでの経験とはまったく異なる状況に遭遇し、初めは大変なことが多かったです。野球のルールを一から覚えたり、スコアを作成したりすることが必要でしたし、周囲は男子が圧倒的に多い環境でした。新鮮な経験ばかりで、最初は自分に何ができるのか悩むこともありました。
以前、高校生の野球マネージャーの役割はボールを渡すことや掃除をすることだと思っていましたが、大学野球ではやることがかなり異なることに驚きました。選手にボールを渡す時間よりも、パソコンに向かう時間が圧倒的に多くなります。高校時代にはパソコンを使う機会が少なかったため、最初は苦労しましたが、周囲のスタッフやコーチのサポートがあり、克服することができました。
何をすればいいのかがわからない状況に直面することが多かったですが、その中で学ぶことも多かったです。
ーマネージャーになって良かったことは?
仕事では多くの人と関わる機会があり、様々な人の考えを聞くことで新しい発見があります。その中で、人間的な成長を感じることができました。特に、選手からの感謝の言葉をもらうと、やりがいを感じます。試合中はアナウンスをしたり、ベンチでスコアをつけたりしていますが、野球が大好きなので、試合を見ているだけでも楽しく、チームが勝利し、皆で喜んでいる姿を見るととても嬉しく思います。
主務としての挑戦
ー日頃から、心掛けていることは?
最上級生になり、現在は主務として野球部のマネージャーを務めています。幹部としてチームの運営に深く関わり、主務としての役割を果たす中で、特に意識しているのは「遠慮しない」ということです。野球部の円滑な運営をサポートする一方で、選手とマネージャーは協力し合ってチームを形成しています。そのため、遠慮せずに意見を伝えるよう努めています。また、選手も同様に遠慮せずに意見を述べ、それを基に話し合いを行っています。
さらに、選手よりも30分も早くグラウンドに到着するよう心がけています。早めの到着により、掃除や準備を十分に行い、練習の準備を整えることができます。
10年後、NEXTGENERATIONの自分へ
「ちゃんと先生になっていますか?どんな先生になれていますか?」
「生徒のことをちゃんと応援できていますか?」