株式会社グローバルトラストネットワークス 代表取締役社長 後藤 裕幸

外国人が日本にきてよかったをカタチに

株式会社グローバルトラストネットワークス
代表取締役社長 後藤 裕幸

略歴
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1978年熊本県生まれ。
2000年中央大学在学中に起業し、オンラインゲーム、ファッションサイトをスタートさせる。
2003年有限会社ミューゲートを法人化し、代表取締役社長に就任。
2004年アジアにおけるマーケティングリサーチ及び進出コンサルティングを行う株式会社ミューを設立し、代表取締役社長に就任。
2006年株式会社グローバルトラストネットワークスを設立し、代表取締役社長に就任。
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現在の仕事についた経緯

 大学2年の頃に韓国や中国から日本へ来た留学生と一緒にITベンチャーを起業をしたのですが、彼らは2000年当時、まだ日本では誰も知らなかった最先端の情報を教えてくれてました。その頃は韓国が日本に比べ10年もデジタルコンテンツの部分で進んでいると言われていて、LINEの元となっているNAVERの創成期のことやアリババがこれから伸びてくるという情報を知ったのも、そうした留学生との交流の中でのことでした。そんな中、優秀な彼らとだったら世界を相手に戦っていくことができるのではないかという思いを抱くようになったのです。ただ、そんな考えも一筋縄ではいきませんでした。ITバブルの崩壊に直面し、会社を手放したり売却をした事もありました。

 そして、次は何をしようかと考えていた頃、我々の目の前にあった問題は、外国人が来日して困っているという現実。具体的には「家探しにストレスを感じている」ということでした。私自身、外国人の保証人になっており、関わりのない人の保証人まで引き受けることになっていたのです。その時、この「家を借りる際の保証人」というものを一つのサービスにできるのではないかと考えました。現在でも外国人が一番困るのは家探しですので、その課題に取り組むということが重要だと思い事業化いたしました。

仕事へのこだわり

 「外国人が日本にきてよかったをカタチに」というミッションのもと、外国人の生活向上を会社の目標に掲げております。この事業に至ったのは、日本の生活にまだ慣れていない留学生や外国人の人たちの生活状況を向上したいという想いがあります。日本語や文化の違いに不安がある人たちや、それにより生活基盤がままならない人が多くいます。私たちは、彼らにとっての『セーフティネット』になりたいと真剣に考えています。今後も、彼らのニーズに真摯に向き合い、彼らの生活向上に貢献したいと考えております。

今後の展望・私の夢

 世の中を見渡してみるとみんな暗いなと感じます。本当は大人がその明るい道を記していかないといけないと思っていて、現在、子どもを産むのがかわいそう、子どもに未来がない、自分にも希望がない、、それを政治のせい、国のせいにしている。いわゆる他責になっているんですね。ただ、その政治家を選んでいるのは私たち国民であって、大人としての責務を果たしていない人たちが愚痴や文句を言ってもしょうがないと思っています。私たちは、子どもたちに未来を提示するバトンを繋いでいく責任があります。そんな中、私ができることは日本の多様性、多様化、ダイバーシティー化を推進すること。ここに人生を注ぎたいと思っております。

若者へのメッセージ

 世界を見渡してみると我々にはチャンスが多く転がっています。私自身パッションとグリットしか取り柄がなく、逆に言うとその2つを信じてやってきた結果、今があるのかなと思います。自分自身が夢中になれる事。そしてそれをやり続けることが大きな成長に繋がります。時間は平等かつ有限ですので、若いうちに何かにトライした方が絶対に良い未来を掴みとれます。若いときは世の中が失敗に寛容ですが、年を重ねていくとどんどん失敗ができなくなります。リスクをとってやれることは全部挑戦する心を持ってもらいたいと思います。

株式会社グローバルトラストネットワークス
http://www.gtn.co.jp/