株式会社ビーアライブ 代表取締役 米澤 豊

山川草木悉皆成仏

株式会社ビーアライブ
代表取締役 米澤 豊

略歴
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大手広告会社でのプロデュース業務経験を経て、
富士通ラーニングメディアの広報宣伝・営業企画に携わる。
その後フリープロデューサーとして独立し、2007年に株式会社ビーアライブを設立。
人材育成をキーワードに様々なプロモートを行っている。
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現在の仕事についた経緯

 専門学校と初めて接点を持った時、私は大きな衝撃を受けました。教育内容も素晴らしく、熱心な教員の方々、そして一生懸命学ぶ学生の姿に感銘を覚えました。しかし理事長からは「こんなにみんな頑張っているのに、大手企業は面接すら受け付けてくれない」とお話を伺い、胸が痛みました。大手企業は学歴重視の選考をしていることは承知していました。それでも私の中で何か込み上げる不思議な感覚があり、専門学校の皆様と深くかかわるにつれ、その感覚がより明確になってきました。それは、可能性に満ちた若者たちにチャンスを与えてこなかった大人の怠慢への苛立ちだったのです。少子高齢化が進み、人材確保は重要な課題です。だからこそ専門学校の持つ可能性を企業に知ってもらい、大学と分け隔てなく採用候補に含めることが必要不可欠です。多様な技術を持つ専門学校生の飛躍を後押しすることが、私たち企業の存在価値につながると確信しています。

仕事へのこだわり

 私は”発想力”をとても大切にしています。”発想力”とは、『こうしたいな』『こうなれば良いな』というイメージや着想から、『どのようにすれば実現できるのか』『どのような方法が適切か』など具体的なアクションプランまで多岐にわたる力を指します。

 この発想力は日常の業務にも当てはまります。例えば上司から指示された仕事であっても、発想力次第で上司の想定以上の成果を生み出すケースも多々あります。
アイデアを実現するためには、様々な調査や具体的な行動が伴います。しかし、発想力がなければ何も始まらず、結果として成果も生まれないのです。
私は社員一人ひとりに対し、「脳みそを自由にして発想力を解き放って欲しい」といつも話しています。

 現在、私たちは《全国の専門学校の実力を企業に知ってもらう》《専門学校生に新たな就職機会を提供する》という大きなテーマでビジネスを展開しています。これまでにない取り組みとして、大手企業と専門学校による共同プロジェクトや、専門学校の授業を活用した企業説明会を実施しています。このような取り組みは全て、発想力の賜物なのです。

 発想力を存分に発揮することで、新しいアイデアが次々と生まれ、それに基づく新しい行動が起こり、ひいては新しい価値が創造されていきます。個々人の発想力を尊重し合い、お互いを高め合うことで、会社全体が進化していけると確信しています。発想力は、私たちにとって最も重要な原動力なのです。

今後の展望・私の夢

 専門学校をメジャーに、そして確固たる地位のあるものにしていくのが私の使命だと考えます。
商業的なマーケットとして専門学校を見ていただく企業は増えました。しかし、「学生を育成して、相対的に国力(企業力)を高める」という観点ではまだまだ企業は専門学校を正しく見ているとは言えません。

 また、企業側は一人ひとりに向き合う採用をすべきだと理解していても、実際にはできていないことが多くあります。現在私たちは専門学校と企業の接点を早期からつくり、専門学校生に新たな就職機会を提供する事例を積み上げています。この取り組みの先に企業側の「専門学校を見る目」が変わり、また企業が変わることで若者の「社会を見る目」を変えていきたいです。

若者へのメッセージ

 就職は一回ではないです。もし、希望の企業に入れなくても、信念をもって真摯に仕事に取り組んだらステップアップの転職が可能です。坂本龍馬の言葉に『何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり』とあります。志を持って取り組めば必ず誰かが見ています。そしてチャンス到来ですよ。

株式会社ビーアライブ
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