野球がもたらした成長

ー野球を始めたきっかけは？

　小学校に入る前、テレビドラマ「ルーキーズ」を観て、その中で描かれる野球の世界に惹かれて自分も野球をやりたいと親に頼みました。偶然にも、その頃に親の知り合いが野球チームを運営していて、そこで野球を始めました。それ以来、小学1年生から現在まで、ずっと野球を続けています。

ー大変だったことは？

　中学校に進学してから、身長のことで悩みました。当時、身長がまったく伸びず、体格面で周囲に劣っていたため、野球を辞めようかとまで考えたこともありました。しかし、ちょうどその頃、進学を考えていた野球部の試合を見る機会があり、体験練習に参加をしました。

　体験には外部から3人のピッチングコーチがやってきており、さらに、巨人の翁田大勢選手も参加していました。コーチの指導を受ければ必ず上達できるという確固たる確信があり、ここで野球をやりたいと思うようになりました。自分でも努力を重ね、体重を増やしたり、ピッチングの技術を磨いたりすることで、どんどん進歩していくワクワク感が止まりませんでした。こうした経緯があり、自分の成長を感じることができ、結局は野球を続けることを決意しました。

プレーヤーとしての変化

ー成長したところは？

　試合に臨む際、最初は自分だけが上手くプレーできればそれでいいと考えていました。しかし、その考え方が変わったのは、林コーチとの食事の機会があったからです。その時、林コーチは、「今悩んでいることをありがたいことだと思いなさい。これが君の正念場だ。」と話をしてくれ、たくさんのアドバイスをくれました。その食事や普段の会話の中で、自分の気持ちや行動を見直すことができ、今では学年を問わず、周りの人々に目を向けることができるようになったと感じています。今の私にとって、林コーチの存在は非常に大きく、感謝しています。

ー普段、心掛けていることは？

　自分の責任を忘れず、毎日やるべきことをきちんとこなすようにしています。オフの日以外は、ほぼ毎日の行動を計画して実行しています。また、最近は栄養やメンタル面についての本を読んで、体調管理にも力を入れています。重要な試合に向けては、計画を立てて自己管理に取り組むようになりました！

10年後、NEXTGENERATIONの自分へ

「前向いてしゃべれるような大人になっているか？」