株式会社ENMAN 代表取締役 今井 椋太

今、この時を全力で

株式会社ENMAN
代表取締役 今井 椋太

略歴
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東京大学法学部卒業。新卒で株式会社野村総合研究所に入社。
経営コンサルタントとして民間企業の新規事業開発支援や戦略検討支援、
DX化支援など数十のプロジェクトに従事。2023年に独立し、株式会社ENMANを創業。
現在は、老後の不安を解消するための「高齢者の資産管理や承継(相続)に関するアドバイザリ」、若者も含めた生きがい・やりがいを創出する「脱・優等生研究所」の運営、介護・福祉業界の人材不足を解消する人材紹介サービス「むすび」の3つの事業を展開。
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現在の仕事についた経緯

 株式会社ENMANを創業した経緯は大きく2つあります。第1に、経営コンサルタントとして様々なお客様のご支援をさせていただく中で、クライアントワークならではの難しさを感じるようになったことです。経験を積み、少しずつお客様の半歩先、1歩先で物事を考えられるようになり、「自分ならこうするな」という想いが強くなりはじめ、自分の褌で事業をやってみたいと思うようになりました。

 第2に、認知症や相続に関する課題をリアルに感じるようになったことです。両親が共働きだったので、祖母に面倒を見てもらっていたので、大のおばあちゃん子でした。そんな祖母ももう80代半ば。認知症や介護の問題、相続の話などがリアルな悩みになりました。自分でも勉強する中で、社会に横たわる大きな課題を感じ、人生をかけて挑戦するに足るテーマだと考えるようになりました。

仕事へのこだわり

 仕事へのこだわりは大きく3つあります。第1に、「お客様以上にお客様のことを考える」ということです。たとえば、前職で需要予測や事業計画など数字を取り扱う仕事を任された際には、自分が作った数字で、お客様の会社で働く方々の人生が左右されるかもしれない(例えば、採用計画や人事計画に影響するかもしれない)と考えて、最新の注意を払って業務にあたるようにしていました。
このスタンスは今の仕事でも変わっていなくて、例えば人材紹介をするにしても、相談いただいた方以上に本気でその方のキャリアを考えますし、資産管理のご相談を受けた際にも
1人1人家族関係も家族構成も異なる中で、どうやったら円満でい続けられるのかを本気で考えています。

 第2に、「スピードを最優先する」ということです。仕事柄、「仕事の量と質どちらが大事ですか?」という質問を受けることがあるのですが、結論どちらも大事だと思っています。そして、量と質を向上するために、「早く動いて、早く考えて、早くアウトプットする」ということを私自身心がけてきました。

 第3に、「とにかく素直にやる」ということです。これは起業した際に、決めた自分ルールになるのですが、未体験の業界、業務を始めるにあたって、「頭でっかちになりすぎずに、周りのアドバイスに耳を傾け、とにかくやってみる、やってから判断する」ということを大事にしています。たとえば、とある方にアドバイスをいただき、月3,000件のお宅へ訪問営業をしました。経営コンサルタントの時の私だったら絶対やらなかったなというような泥臭いことも今はがむしゃらにやれるようになり、社会人として一皮むけたかなと思います。

今後の展望・私の夢

 私が今挑戦している高齢者を取り巻く社会課題は非常に広範で、根が深い問題が多いです。裏を返せば、事業としての裾野が広いテーマだとも思います。また、日本をはじめ、アジア諸国でも少子高齢化は進んでいきます。日本でうまく課題解決できればそのパッケージを海外に展開することだってできるかもしれません。

 ただ、私1人で課題解決できるとは思っていません。困難なことに挑戦することにこそ燃えるという方に仲間になっていただきつつ、本気で課題解決に邁進したいと思っています。現在も、不動産業界、介護・福祉・医療業界、保険業界など様々な業界・業種の方々と日々情報交換しながら同じ想いの仲間を集めています。今後さらにチームの輪、事業の輪を広げていきながら、長く続く会社にするとともに、社名にもある通り、「多くの方の家族円満な暮らしを様々な形でサポートしていきたい」と考えています。

若者へのメッセージ

 これからの時代は、個人の価値(経験やスキルなど)がより重要になっていくと思います。また、生き方も多様化する中で、絶対的な正解は存在しなくなるでしょう。

 その時、自分の意思にふたをして、企業や組織、あるいは親の期待を背負って優等生でい続けることは、結果として自分自身の人生の豊かさを低下させてしまうことになるかもしれません。「少年よ、大志を抱け」なんて名言がありますが、大志があるなら思いっきり突っ走ったほうが良いです。「大志なんて見つからないよ」という方は自分なりの志や夢ができた時に思い切ってチャレンジできるよう自分の価値を高め続けることをお勧めします。

とにかくワクワク出来る環境にい続けた方が良いと思います。私自身、不安なこと、苦しいことは山ほどありますが、ワクワク出来るからこそ、へこたれずに挑戦し続けていけます。今、この時を悔いなく、全力で生きましょう!

 皆さんが素敵なキャリアを歩まれることを切に願っています。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

株式会社ENMAN
https://enman.tokyo/