TRUE.ginza 院長 岩田 勇児

Life is about creating yourself.

TRUE.ginza
院長 岩田 勇児

略歴
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東海大学医学部卒業。
聖路加国際病院にて臨床研修後、同院整形外科に入局。
三次救急における重症外傷を中心に、整形外科全般の診療に従事。
同院形成外科、がん研有明病院への留学後チーフレジデントを経験し2019年に整形外科専門医を取得。大手美容外科・スキンクリニックの院長を経て、2023年にTRUE.ginza開業。
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現在の仕事についた経緯

 私は医師の家系でもなく、中学生の頃はアートに関わる仕事がしたいと考えていましたが、とある出来事をきっかけに医学部へ進学しました。当初は熱のない大学生活を送る日々でしたが、祖母の死を機に医学へ没頭するようになりました。自ずとトップレベルの臨床研修病院を希望するようになり、聖路加国際病院へ入職し、さらに同院整形外科へと進みました。三次救急における重症外傷の再建を経験する日々の中、創傷学や皮膚組織の経験値が必要と考え形成外科への留学も行いました。専門医取得後、セカンドキャリアを考えた際に、アートや美への探究心と培ってきた医師としての経験値を生かす場として、美容医療を選択しました。美容を医療として昇華することが、今の私のミッションと考えております。

仕事へのこだわり

 仕事だけでなく人生において大切にしていることが2つあります。まず1つ目ですが、若い頃のターニングポイントで一貫して達成し続けてきた「決めたら必ず遂行する」という自分ルールがあります。非常にシンプルですが、これを毎日忠実に行うには、さまざまな誘惑や制約に打ち勝つ必要があります。例えば、学生時代には遊びに行っても、その日のうちに特定の範囲の教科書を読むことを決めたら、どれだけ遅くても、眠くても、面倒くさくても、必ずやり遂げます。気持ちがブレそうになったときは、「一度でもルールを破ったら次も守れなくなる」という強力な自己暗示をかけます。これを繰り返すことで、達成した事実が糧となり、「勝ちパターン」としての自信が形成されます。目標を達成するための労力と時間も明確になり、結果的に多方面で効率が上がります。

 2つ目は、自身の感性を大切にし、豊かに育てることです。「完成という言葉は時に包括的・抽象的ですが、何かに心が動かされたり、特定の世界観を表現したいと考えるのは、誰しもが持つ繊細な感覚だと思います。そして、これは、指示に従って決められたタスクをこなすだけでは磨かれません。時には芸術や美に触れ、他人の意見や主張を受け入れ、自分で考え感じることで、その感性は豊かになります。ここから生まれる想像力は、コミュニケーションに役立つだけでなく、創造する過程で細部に対するこだわりや視野を広げることにもつながります。仕事に対する姿勢は、その人の人生観から来るものと私は考えます。私にとって、医療の分野は救急現場から美容という、ある意味で正反対の世界へと変わりましたが、どちらの分野においても、この考え方はブレることなく、これからも私の基本であり続けます。

若者へのメッセージ

 医療現場において一昔前は厳しい環境で生き抜くことが、ある種の美徳と考えられ、私もそのようなキャリアを積んできました。寝るな、帰るな、働けと言われ、古き良き地獄のような日々を過ごした経験が、誇りでもあり医師の礎になっていることは事実です。ただ、現在はそうはいきません。超多様化の時代です。どちらが正解かなんて意味のない議論ですし、ある意味で人生や仕事の指標・目標が見つけにくく困難な世の中かもしれません。偉そうな事を言える立場ではありませんが、あえて1つアドバイスをすれば、あなたの人生の主役はあなたです。他者への配慮や協調性というものは、非常に大切なことです。しかし、それと自分の主張や感性に蓋をすることは明らかに違います。あなたは誰かの人生を生きているわけではありません。あなた自身が自分の人生を作っていくのです。だから己の人生をかけて挑みたい夢、達成したい目標が見つかったのなら、もっと自由に、感性を大切に突き進みましょう。競う気持ちは決して悪いものではありません。自分に誇りを持って、最大限に輝ける場所が見つかるよう応援しております。

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