Green Lights Inc. 代表 水垣嘉孝 水垣嘉孝

想いは必ずカタチになって顕れる

Green Lights Inc.
代表 水垣嘉孝

略歴
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東海大学工学部土木工学科卒。いくつかの職業を経て、土木設計コンサルタントに 12 年従
事。大都市の水道・下水道施設等、公共事業の設計を多く手がける。2016 年、独立し、も
のづくり会社”Green Lights Inc.”を設立。現在に至る。
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現在の仕事についた経緯

 幼い頃から大の工作好きで、いつも模型屋に通い、何かを作っては遊んでいた。念願叶って、やっと誕生日に買ってもらった「N ゲージ鉄道模型」の線路を押し入れの中に敷き、海・山・畑の情景を作って「ジオラマ」を創り、電車を走らせた時の感動が今も忘れられず、そんな「小さな世界」に大きな喜びと想いを馳せる様になった。ちょうど長年培った設計職では、数値を使った精密な設計・製図が得意であったため、今度は自分の手で、現実の世界をミニチュアに落とし込んでみたら、きっと緻密な世界が出来るのではと思いつく。パソコンや 3D プリンタ、電動工具などの機械が大好きなのも相まって、自分だけの「ミニチュア制作会社兼・工場」を立ち上げた。

仕事へのこだわり

 営業職であれ、事務職であれ、技術職であれ。あらゆる「仕事」の向こうには、必ず依頼された「お客様」がいらっしゃるのだ、と気付かされたのが 20 代後半。それ以前の若い頃には、正直な所「ただ目の前の仕事をこなす」事が精一杯であり、表面的な「シゴト」という形しか想像が付いていなかった。こと「建築」の仕事は、地面の上。対して、「土木」の仕事は地面の下。一見、人目に付かない地味な仕事。しかしそこには、大きな社会的意義があり、最終的に多くの人々の御役に立っているのだ、と言うことに気がついた。つまりそこには、だれが、どうしてこのお仕事を依頼したのか、という「想い」が必ずあるのだということを胸に秘めながら、その仕事を緻密にこなし、自分の仕事によって「誰かが喜ぶこと」に、誇りと深い情熱を感じた。それ以来、仕事の精度維持・向上はもちろんのこと、社内外でのコミュニケーション向上や業務効率化に自主的に取り組み、官公庁の業務において、より良い提案をわかりやすく纏めた業務及び成果物に授与される「優秀業務賞」を受賞したこともある。

 仕事、業務とはいえ、全ては人間対人間のコミュニケーションから始まる。自分の過去、20 代後半に「全てにお客様が存在する」という事に気付かされた「自己革命」が起きてからは、従来の着古した作業着ではなく、きちんとしたスーツスタイルに徹し、ご依頼者様とのコミュニケーションを気持ちよく円滑にするよう努めている。「人は見た目が 9 割」というその習慣は、今でも変わらない習慣である。フリーランスで会社の看板を持たない「私」を知って頂き、よりよい関係性を築いて頂くための重要なポイントになっている。

今後の展望・私の夢

 まるでおとぎ話の様なファンタジックな世界観から、息を飲む程のリアルな情景まで。ありとあらゆるものを、「その手の上に」再現出来るアーティストになる。そしてそこに漂う「空気感や感情」までをありありと創り上げ、見た人をその世界に誘う事が出来る様な技術と魔法を手にする。それは過去も現在も未来も、自在に再現出来ることを意味し、喜びも慈しみも、その世界に纏う「想い」の全てを「カタチ」にして目の前に見せてあげることを意味する。世界は、実はそれを見る者の感覚で出来ている。例えば、「雨」が楽しい事もあれば、物悲しく感じる事もある。「青空」を見上げても、そこにいる人の感覚は百者百様なのである。夕焼けや満天の星空すらも再現することが出来るデザイナーになることが私の夢である。そして世界は、社会は、「ひと」と「ひと」、「想い」と「想い」の集合体で出来ている。皆の思いをカタチにして取り出す事が出来たなら。誰かの思いをカタチで表すことが出来たなら。あの頃の想いを、永遠に遺すことができるのなら。きっとどんな世界が手のひらに拡がるのだろう。そんな魔法の様な不思議な力を持ったアーティストになろうと、日々頭をひねっている。

若者へのメッセージ

 世界に一つの無駄もない。人生に一片の悔いはない。私は若い頃は失敗も多くした。転職もした。仕事で怒られもした。いろんな趣味にもお金と時間を費やしたし、今でも決して「サクセスストーリー」の様な理想の人生を送れているとは限らないと私は思う。でも人生が進むに連れ、その細い光は束となって強烈な光線となり、小さな水たまりは、連なって大河となる。そのことには自分ではなかなか気付かないものであり、ましてや計画したり、コントロールできるものではないと思う。でも、必ず、その想いはあるところに収束する。それが自分の「芯」になるのだ。そしてその「芯」こそが、あなたの「生きる道」そのものであることに気付くであろう。だから一見意味のないことに思えても、その時は価値に気付かなくても、なんとなくの「直感」をひたすらに信じ、あらゆることにチャレンジして欲しい。仕事も、遊びも、全てにおいて。多少の無理をしてもいい。回り道になってもいい。他の人と違ってもいい。いつかきっと必ず、それがあなたの「キャラクター」になっていることに気付く日が来るから。いつか笑って、楽しい人生だねと思える日が来るから。そこまでは、がむしゃらに、好きなように、走れ。進め。ありのままに。

Green Lights Inc.
http://greenlightsinc.jp

略歴
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