体育会学生の就活、知りたいを教えます 國學院大學野球部     Mさん&Hさん

体育会学生の就活、知りたいを教えます

大学生が避けては通れない就活。その中でも、体育会学生は学校だけでなく部活との両立で忙しく、就活も両立するのは難しいのではないかという仮説を実証していくために、インタビューを実施しました。今回は、部活動の中でも引退が遅いとされる硬式野球部に所属している野球部員の方にお話を伺いました。就活を終えた4年生のHさん、Mさんの2人に、体育会学生の就活の実態について教えていただきました。

ー就活のスケジュールを教えてください

Hさん:就活を本格的に始めたのは3年の秋からで夏はインターンに行ってませんでした。これまでに、インターンには10社以上行き、選考を受けたのは6社ほどでした。4年の6月中旬に不動産業界に就職を決めました。

Mさん:3年夏から面接やSPIの本を読み始め、秋から本格的に始めました。インターンはオンラインを含めると10社以上行きました。最終的に4年の6月初めくらいに小売業界に就職を決めました。

ー実際に就活をやってみてどう思いましたか

Hさん:今思うと楽しかったです。就活はネックに見えがちだけど今まで学歴で見られていたものが自分の力で見てもらえることを知り、自分を求めてくれる会社に入ることの喜びを感じることができました。辛かったことはあまりなかったですが、野球と就活の両立で就活に時間を割けないことでネガティブになることはありました。

Mさん:自分も楽しかったです。就活ではやってよかったと思うことと、もっとやっておけばよかったと思うことが半々です。面接での話し方やESの文章1つでも成長を感じることができました。ただ、第一志望に入れなかった後悔、勉強が足りなかったと思うこともあります。寮の仲間と夜まで勉強することも大変というより楽しかったです。


ー後悔したことはありますか

Hさん:絶対自分に合っていないと思う会社や業界も排除せず受けてみればよかったと思います。それから、インターンやOB訪問にもっと行っておけばよかったなという後悔もあります。また、挑戦する企業のレベルをもっと上げてチャレンジすればよかったと思いました。

Mさん:やぱり、勉強が足りなかったことです。SPIの本をもっと読み込めばよかったと思います。それと就活の情報を得るために、キャリア情報課をもっと活用すればよかったと思います。

ー就活で活かせたことはありますか

Hさん:最後はプレイヤーではなくチームの運営をやり、監督と選手の架け橋となり、チームのことを考えて行動することがガクチカで活かせたかなと思います。また、上下関係や礼儀がしっかりしているので、目上の人とのコミュニケーションや第一印象で野球をしてきたことが活かせたと思います。

Mさん:自分も最後の1年はプレイヤーではなく、データ班としてチームに貢献していました。相手の大学のデータをとって分析し、メンバーに伝えることが最初は面倒ではあったのですが、就活で活かせました。

ー最後に体育会学生の就活において重要なことは何か一言お願いします。

Hさん:自己分析を早く終わらせるべきであると言われています。特に、過去分析は早く終わらせるべきであるかもしれないですが、現在分析、未来分析においてはこれから経験をしていき、変化していきます。常日頃から自分に正直になり、今のありのままの自分を見つけ、受け入れていく。それが就活で行う自己分析でも大切なことだと思います。

Mさん:いろいろなことを知っておくことが大切です。ニュースやアニメ、スポーツなどを知っておくことで面接だけでなく、インターンの仲間との会話にも活かせるので、そこから新しい知見を得られます。いろいろなことに興味を持ち、知るための努力をすることが就活において大切なことだと思います。