名古屋外国語大学 エアライン業界研究グループ

大学生活もその先の夢に一直線、航空業界に全力で挑む

名古屋外国語大学では航空業界を目指す学生に向けたサポート体制が多く揃っている。今回はその中でも、学生主宰の情報交換と交流の場「エアライン業界研究グループ」にフォーカスを当て、活躍する3名に航空業界への思いや考えを伺った。

憧れから夢へと変化していく

ー航空業界に興味を持ったきっかけは?

Mさん:小さい頃からよく旅行に連れて行ってもらっていて、そこで見た客室乗務員の方が優しくて憧れを持ちました。そこからエアライン業界に興味を持ち、客室乗務員になることが夢になりました。大学のオープンキャンパスへ行ったときにエアライン業界研究グループがあることを知って、ここに入れば自分の夢の近道になるかもしれないと思って進学を決めました。

Kさん:高校生の頃、初めて飛行機に乗りました。その時のグランドスタッフさんがとてもかっこよくて憧れを抱きました。この大学へ行くと決まったときに絶対に「エアライン業界研究グループ」に入会しようと決めていました。

Yさん:高校生の時から客室乗務員に憧れていて、私もこんな風になりたいと思っていました。エアライン業界研究グループは大学内で同じ目標を持った仲間がたくさん集まるので、学年問わず繋がることができるのが魅力的だと感じました。上下関係もしっかりしているので航空業界関係なく、どの業界でも通ずることが学べると思って入会しました。

ー挫折と乗り越え方

Mさん:副代表の仕事はメンバーを見守ることが中心ですが、それだけになってしまうと周りのメンバーに「あの人何してるの?」となってしまうので、各グループに積極的に声をかけに行きました。都度、声がけをしたり、相談に乗ったりして、とにかく、自分が出来ることを行動に移しました。大人数の中で周りを見ながら行動することは、私生活でなかなかないことだったので、新しい行動に慣れるまで大変でした。

Kさん:この活動を通じて、協力的な子とそうでない子の差が大きいと感じて、皆が同じ目的で取り組んでもらえるように方向性を統一するのが難しかったです。伝え方を工夫して、積極的に声をかけたり、伝え方を分かりやすくするようにしました。今年の夏休みには、活動のモチベーションがどのくらいか知るために、全員にアンケートを取りました。そのアンケートのおかげで、改善点も見つけることができたので良かったです。

Yさん:初めて小さなグループのリーダーを任された時に、人数が少ない中で退部者が出てしまったことです。満足させられるような活動ができなかったことにとても悔しさを感じて、メンバーとのコミュニケーションを大切にしようと自分の中で決めました。練習内外の時間でメンバーに相談をしてみたり、活動とは関係ない話をしたり、いろいろな話をして信頼関係を作りました。皆で1つのグループを作り上げることを心がけていたら、退部者も出ることなく、皆から楽しい、続けたい、と言ってもらえていい経験になりました。

航空業界を通じて、立派な大人へ成長

ー普段心掛けていることは?

Mさん:顧問の先生やお手伝いしてくれる職員さんや、グループのリーダーの顔を覚えて挨拶することです。また、事あるごとに「いつもありがとうございます」と感謝を必ず伝えています。

Kさん:この活動を始めてから、なるべく早くメールの返信に対応できるように心掛けています。また、職員やリーダーの名前を覚えて、名前で呼ぶようにしています。学生ではありますが、社会人になっても必要だろうと思うので基礎的な部分は意識しています。

Yさん:外に出る時に、常に見られているという意識を持ちながら生活をしています。副代表になって、対面の機会も増えてきました。いつどこで誰が見ているか分からないですし、上に立つ立場として恥のないように立ち振る舞いに気を付けています。

ー成長したと思うことは?

Mさん:自分から積極的にコミュニケーションを取るタイプではなかったんですが、自分から声をかけていく中で、コミュニケーションを取ることに抵抗がなくなって、性格も明るくなりました。無表情にならない意識をするようになって、笑顔でいることが増えたのではないかと思います。

Kさん:思ったことを口に出してしまう性格だったのですが、そのままだと知らない間に人を傷つけてしまうこともありました。今は、何か言われたら自分の中に落とし込んで、どのように伝えようかと考えてから言葉選びができるようになりました。

Yさん:人と話すことに抵抗はなかったんですが、大人数の場や年齢が違う方々と話す機会があまりなかったので最初は抵抗がありました。活動を始めていろいろな方との交流を通じて抵抗がなくなり、ゼミでも緊張することなくプレゼンテーションができるようになったと思います。

10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

Mさん:「どの仕事に就いたとしても自分のやっている仕事に誇りを持っていてほしい。誇りと自信をもって1人で抱え込まないでほしい」

Kさん:「仕事でも日常生活でも、謙虚な気持ちを忘れずに自分ができることを探して行動してほしい」

Yさん:「夢が叶っても叶わなくても、自分の取り組んできたことに対する熱意と、今持っているフレッシュな気持ちを忘れずに、10年後も自分らしい自分でいてほしい」