自己表現の追及 法政大学 Tさん
自己表現の追及
幼いころからバレエを続け、現在はコンテンポラリーを頑張っているTさん。
それと併せて被写体としての活動も行っているそうです。
そんなTさんのお話を伺ってみました。
ー表現と自由
〇コンテンポラリー
私は17年間に渡ってずっとバレエで経験を積んできました。3歳からバレエを習い始め、今から半年前にコンテンポラリーに移りました。その理由はバレエのルールや規則に戸惑いをずっと感じていたからです。私自身が思う、心からの表現が制限されることに違和感を感じていました。
そこで出会ったのが、コンテンポラリーというジャンルです。
コンテンポラリーのまっすぐな表現と、踊りに決まりがないことに非常に魅力を感じました。コンテンポラリーは言葉で表現できない感情やストーリーを踊りを通じて伝えることができます。
決まりや規則に縛られず、自己表現の道を探し続けることが出来るので、私はコンテンポラリーに出会えて良かったと思っています。今はコンテンポラリーの教室で、自分が望んでいたやり方、ペースでコンクールに向けて練習を積んでいます。
〇写真
私は写真活動もしています。大学1年生の頃に友人の誘いで被写体を始めたのがきっかけです。そこから写真に惹かれ、写るだけでなく撮る側にも魅力を感じ、今では普段からフィルムカメラを片手にスナップを撮っています。これからはフリーランスとして活動するので被写体を続けていこうと思っています。11月に初めて写真展に自分の写真を出すので、それに向けて沢山写真を撮って現像を進めています。
写真については、まだ初めて年数が経っていないので経験が少ないのですが、撮影会に所属していた頃は撮影会の顔と言われるほど人気があり、予約が埋まるのもとても早かったです。
ーバレエで培った誇り
バレエ学校では、毎年、生徒主体の公演が開催され、その中で自分が主役に選ばれたことは、自慢できる出来事の1つです。舞台上で自分と相手2人だけの空間で物語を紡ぐ瞬間は、非常に貴重な経験だったと思います。技術的にも高度な部分を演じさせていただきました。
その特別な瞬間を可能にしてくれたのは、私を指導してくれた先生の存在も大きかったです。その先生との相性が素晴らしく、バレエに真剣に向き合い、全力で踊るという経験は、私にとって人生の中で最も価値のある時期の1つでした。先生の指導と、たくさん励ましてくださったことは、私の成長に多大な影響を与え、今でも心に残るものになっています。
さらに、バレエ団の総代表からの称賛も、自慢できることの1つです。その方は、「お前は踊るために生まれてきたんだな」と言ってくれました。その言葉は、私のバレエへの情熱を高め、更に努力するきっかけになりました。これが、常に前進する原動力となっています。
これらの経験は、私のバレエへの情熱と自信を深め、自分が達成できることの証として私の人生に残り続けています。
これからも私は大好きなコンテンポラリーダンスを続けていきます。舞台に立ったり、他の人に何かを教えたりすることで、コンテンポラリーダンスの魅力を他の人にも伝えていきたいです。
ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ
自分のことも大事な人のことも大切にできる人になっていますように