粘り強さとチーム愛 國學院大学 Sさん

粘り強さとチーム愛

「チアダンス部」は、校内やスポーツイベントで華やかなパフォーマンスを披露し、チームスピリットを高めるために活動する魅力的なクラブの一つです。この記事では、チアダンスの魅力とそれに対するSさんの考え方を紹介します。


チアダンスへの想い

チアダンスを始めたきっかけは、私が4歳の頃から姉がチアダンスをやっていたことです。少しずつ興味を持って6歳の時に始めました。
チアダンスを通して、協調性と継続力が高まったと思っています。特に大学生になってからは、学生のみの練習で、自分たちで考えて創り上げていくことが基本となりました。さまざまな環境でチアダンスと向き合ってきた人たちが集まることで、いろいろな考えがあることに気付き、それらを出来るだけ汲んだ上で活動した方が、チームとして活動しやすいということを学びました。こういった経験を経て、協調性が高まったと感じています。

加えて、粘り強く続けることで力が伸びていくのを実感し、それが自分の実力に繋がるのはもちろんですが、チームに少しでも良い影響を与えられるようになっているかなと思っています。また、踊ることも好きですが、仲間と一緒に過ごす時間もとても好きです。


もちろん、日々の練習も楽しいですが、やはり大会やイベントなど観客がいて、歓声がある中で踊る時間は幸せですし、時には何千人も前にして踊ることができるため、非常に貴重な経験ができていると思います。

また、サッカーや野球のように見てわかる審査結果(点数)ではない為、悔しい思いをする時もありますが、逆に、たとえ負けたとしても自分たちが納得のいく演技ができると満足できる場合もあります。チアダンスは、頑張った分だけ演技で表現でき、自分たちだけではなく、あらゆる人に何かを伝えられる素敵なスポーツです。




2分半の為に

チアダンスは競技時間が2分半しかありません。そのわずかな時間の為に、たくさんの練習と努力を日々積んできました。

まずはたくさん数をこなすことが大切なので、自分の中で「◯回出来るまでやる」というゴールを決めて、苦手な技を何度も練習しました。また、その日の動画を見て振り返りをして、上手くいかなかった部分の分析をしていました。お互いを高めていけるよう、自分の演技だけでなく他のメンバーの演技を見て、良い意味での「違い」や自分に足りない部分を見つけることを心がけることもしてきました。

 仲間意識は、チームワークが命の競技であるため、日々、メンバーの様子を見て小さな変化にも気付けるよう努力はしました。何かあればすぐに声をかけてコミュニケーションを図ることで、チーム内の意識を保つことができています。



今までは引退したらチアを離れようと思っていました。ですが、引退を実感してから、ずっとチアダンスに関わっていたいと思うようになりました。これからもどんな形でもチアに関わっていきたいと思っています。

これまで何度も、挑戦をせずに後悔したことがあります。一度きりの人生ですし、たとえ失敗したとしても、これまでのチア人生を振り返って、また前を向いて頑張りたいです!

ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

とにもかくにも、やりたいこと、頑張りたいことに挑戦することを辞めないで欲しい