自分が船の舵をきろう 日本体育大学 Kさん

自分が船の舵をきろう

バスケットボール部のマネージャーとしてチームを支えているKさん。
彼女のモチベーションの源泉は何なのか。
彼女のバスケットボール部とチームへの想いに迫ります。






ーとにかくバスケが好きだった

私はバスケが好きです。
マネージャーをやる前は、プレイヤーとしてバスケに関わっていました。
プレイヤー時代に、慢性的な腰痛に悩まされていたので、競技を続けることは難しいと感じたのですが、バスケを辞めたいとは思わなかったです。その時、私はこれからもずっとバスケに関わっていたいと改めて思いました。それと、私は男子バスケを見ることが好きでした。

そこからの私の目標は単純で、強いチームに入ってチームメイトをサポートし、貢献したいと思うようになりました。そして、関東地方にある名門校、日本体育大学への進学を決め、そこでマネージャーとして過ごすことを決意しました。そこからより一層バスケットボールは私にとって生活の一部になっていき、もっとチームメイトと高い景色を見たいと思うようになりました。


最初はいろんな人から、「入部したのは男目当てなのでは?」など、いろいろな偏見がありました。心無いことを言われた時は悔しかったですが、自分がチームにどのように貢献していくかで自分がどれだけ本気なのかを見せていくしかないと思いました。
マネージャーという役割は、周りの人から見るとキラキラしていて、選手のことを一番近くで見ることができて楽そうと思われているのかも知れません。でも実際は、雑務やボール拾いなどの地味な作業も多いです。しんどくて辛いことが本当にたくさんあります。実際、思い描いていたようなキラキラした大学生活を送ることも出来ていません。ただチームと一緒に喜んだり悲しむことができるのはマネージャーの特権だと思っています。

ーなぜやり続けるのか

シンプルにチームとバスケが好きだからです。
そしてその好きなバスケを一緒に頑張っているチームメイトと一緒の景色が見たいからです。加えて、マネジメントが好きだからです。

私はプレイヤーではないので、プレーをすることは出来ません。ですが、チームを鼓舞し続けて、一生懸命に頑張ることはできます。
毎日一緒に頑張っているので、チームが勝ったら嬉しいし、負ければとても悔しいです。
ですので、練習で選手に対してぶつかったりすることもあります。私も本気で一緒に勝ちたいと思っているからです。

私は、チームのことを支えるというよりかは、土台のような存在でありたいと思っています。もっと言えば、チームの舵を切るような存在になりたいと思っています。そして自分がチームを良い方に導いていけるような存在になっていきたいと考えています。

これから大人になっていても初心は忘れ続けないでいたいです。
自分が正しいと思うことは最後まできちんと続けていきたいと思っています。

ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

「かっこいい大人になっていて!」