"ジャグリング"を通じて自分を表現していきたい 明治大学 Rさん Yさん 春香さん

"ジャグリング"を通じて自分を表現していきたい

自分らしさを見つけていく

ーきっかけは?

Yさん:大道芸を観るのが大好きだった父がジャグリング道具を買って遊んだり、一緒に観に行ったりしていたので、小さい頃からジャグリングが身近にありました。高校生3年の春、コロナ禍で勉強漬けだった時期の気分転換として、本格的に動画を見て練習をしていました。大学入学後もさらに技術を磨きたいと考えてサークルに入りました。

Rさん:中学生の頃、運動部や勉強系の部活は嫌だったのと、変わったことをやりたいという思いがあって、ジャグリング部を見つけました。休み時間に練習しているのをよく見ていてずっと気になっていたんです。実際やってみたらすごく楽しくていつの間にかハマってしまいました(笑)

春香さん:高校生の頃、グアムのハーベスト・ハウスでボランティア活動をしていました。子どもたちに風船を作ったりして喜んでもらえるのが楽しくて、大学でも大道芸がしたくてたどり着いたのがジャグリングサークルでした。演劇もしていたので人前に立ってパフォーマンスするのが大好きでした。

ー大変だったこと

Yさん:サークルの幹事長をやっていて、学祭の準備期間は頻繁に心が折れますね(笑)アイディアを出して構成を考えることや、上手くメンバーと連携が取れなかったり、思い悩むことが多いです。楽しいと思う反面、自分の力不足を痛感する場面が多々ありました。先輩にアドバイスをもらったりしながら、いいものを作りたいという一心で頑張っています。

Rさん:最初、ディアボロ(※)をやってみたらすぐに出来てしまい、難易度を上げてボールに変えて挑戦しました。扱いに慣れるまで2週間くらいかかって大変だったのを今でも覚えています。基本的には3個からで、今は最大8個までボールを持てるようになりました。達成感が嬉しくて今も続けています。
(※)ディアボロ:ジャグリングの道具の一種で、空中で回転させるタイプの独楽(こま)

春香さん:最初は、自分に合う道具を見つけるのがとても大変でした。やっていく中で、振って回すポイ(※)を中心に上達するために一生懸命練習しました。ただ、1人だと長時間のパフォーマンスは難しいと言われて、悔しくて1人でもできることを証明するために、技の練習だけでなく演出も自分で考えたんです。オリジナリティをたくさん入れることで1人でも長くパフォーマンスできるようになりました。
※ポイ:ジャグリングの道具のひとつ。紐の片側の先に玉がついていて両手にひとつずつ持って回す。

楽しいと楽しむを意識する

ージャグリングを始めて、心がけていることや変わったことは?

Yさん:パフォーマンスをするにあたって「観客にみせるパフォーマンスをやっている」ということを常に心掛けています。自分の演技で人を楽しませたいという心持ちはあるのですが、この気持ちを意識していないと自分の承認欲求を満たす場になってしまいます。観客だけでなく自分自身がどんなパフォーマンスが見たいかを考えながら日々の練習に取り組んでいます。

Rさん:自分が1番楽しむことを心がけています。ジャグリングを始めてから、音楽を聴いている時にふと「この技が合いそうだな」とジャグリングの演技を頭の中で作ってしまうので、ジャグラー特有の音楽の聴き方が身についているのを実感します(笑)

春香さん:普段心掛けていることは、思いついたことはメモに残すことです。情緒不安定な時は日記を書くことで気持ちを落ち着かせています。
小説家になる目標もあるので、アイディアを書き出したり、人間観察などをして視野を広げて考えるようになりました。ジャグリングをやってきてプロ大道芸人を目指すようになり、ライブ配信アプリを通し技の練習だけでなく、トーク力も磨いているところです。トークに関しては芸人さんや他のパフォーマーのトーク力から色々学習をして自分のものにしています。そして、パフォーマンス動画をよく投稿してます。

ー今後の目標

Yさん:同じ志を持ってお互いを高め合えるメンバーがいることに誇りを持っています。日々の練習で磨いた技術やアイディアをパフォーマンスで披露して、たくさんの人に楽しんでもらいたいですね。学園祭ももうすぐあるので絶対に成功させたいです!

Rさん:ジャグリングで他の人に絶対負けない部分ができました。大会でも同じジャグリング歴の人と比べて高い評価をもらっており、全体的なジャグリングの技術が高いものであることも自慢です。自分しかできない技をもっと極めていきたいです!

春香さん:今後はプロの大道芸人を目指してます。そして、シェイクスピアやカズオイシグロのような小説家を目指して毎日目標達成の為に頑張っていきます!

10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

Yさん:「今一度ジャグリングの新技に挑戦してみてほしい。10年経っても何かしらの形で現サークルと関われていたら嬉しい!」

Rさん:「ジャグリングを含め、様々なきっかけで出会った人々や体験した出来事を大切にし、それらを最大限活用しながら幸せな人生を送ってください。」

春香さん:「私は、大学院を卒業してもう8年かな。小説家の夢叶ってるかな。今までどれだけジャグリングの大会に出た?どんな仕事でも、個性とバイリンガルで自信持って生きてください。辛い時は友達に相談とかしていいよ。」

ジャグリングサークルDietz(ディーツ)
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春香
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