ULTRA twirlers 渡辺翔史
継続し続けた先に夢や目標が見えてくる
人生は「悔しい」の連続
ーバトンを始めたきっかけ
4歳の頃、姉の影響で習い始めました。バトンをやりたい!という思いはなく、物心ついた頃にはバトンが生活の一部でした。実は、当時めちゃくちゃバトンが嫌いでした。まだまだ男性の競技人口が少ない時期だったことや野球が好きだったので小学校卒業や中学校卒業の節目節目のタイミングで、顧問の先生に「辞めます!」と言っていました(笑)
しかし、中学3年生の全国大会で、最後、やり切ったら辞めていいと顧問の先生と約束ができたので、最後だけ頑張ろうと練習を頑張りました。結果として、初めて表彰台に立つことができて、その時バトンが大好きになりました。頑張れば結果がついてくることを実感して、続けようという気持ちに変わりました。
ー1番の挫折
毎年、団体で世界大会に出場しているのですが、自分が所属しているチームは、「金メダル獲得が当たり前」と言われているチームでした。しかし、小さなミス1つの差で、結果は銀メダルで終わってしまいました。現役最後の大会で金メダルが取れなかったことが悲しくて、悔しくて、大会が終わった後の2日間のパリ旅行の記憶もないくらい精神的にきていました。帰国した後も、その時の映像も見ることすらできませんでした。
それから、プロとして舞台でバトンを披露するという、別の世界を経験していく中で、もし金メダルを取ってたら、今の自分にはなっていなかったんじゃないかと思っています。最後、何かが足りなかったという終わり方だったからこそ、別のところで補おうと頑張れている気がするんです。最近やっとそう感じることができて、当時の映像もやっと見られるようになりました(笑)
バトンとともに強くなれた
ー過去と現在
今は協会側の目線で行動することが増えてきました。指導者という立場になってから外部の方とお会いするようになって、バトン協会を背負ってやっていこうという意識が芽生えていきました。バトン協会をたくさんの人に知ってもらい、好きになってほしいと思っています。今後、可能性があるものには積極的に取り組んで、バトン競技をオリンピック種目にするという夢に向けて近づいていきたいと考えています。
10年後の自分へ
「夢を忘れてませんか?夢を追い続けてほしいです」
渡辺翔史 ULTRA twirlers
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