「大好きな野球を辞めたくない」この思いで走り抜けた11年間 亜細亜大学 Hさん
「大好きな野球を辞めたくない」この思いで走り抜けた11年間
9歳で野球をはじめ、現在大学3年生ながら、チームの副主将として活躍しているHさん。2回の大きな怪我をきっかけに、硬式野球部ではなく準硬式野球部に入部を決めた。チームのために捧げた3年間。副主将になった理由もチームのためだったとか….今の彼を作ったものとは?
好きなことに打ち込むことの難しさ
私は現在、A大学準硬式野球部で副主将として活動しています。硬式野球は9歳から打ち込んでいますが、大きな挫折を2回経験しています。
1度目は小学4年生の頃の靭帯損傷です。野球を始めて1年が経った頃に怪我をしてしまいました。当時、上位打線であり、周りから期待されてる中での怪我をしてしまって、とても悔しかったです。ただ、チームメイトからの寄せ書きや、みんなが楽しそうに野球している姿を見て、「大好きな野球を辞めたくない」と思い、諦めずに復帰することができました。
その後、無事、野球の強豪校に進学し、順風満帆な人生を歩んでいたと思ったその時です。2度目の挫折が訪れてしまいました。疲労による腰椎分離で4本骨が折れてしまいました。数ヵ月かけて、どうにかスポーツができるようになった現在も、医者からは完治はしていないと言われています。そのため、大学に進学する際も、このハンデを抱えたまま厳しい練習環境を強いられる硬式野球を続けるのは難しいと判断しました。ただ「大好きな野球を辞めたくない」という、気持ちはずっとあったので、準硬式野球部を選びました。
ー副主将として、どんなチームだと思いますか?
すごくいいチームだと思います!私は今のチームが大好きなんです!
みんな面白くて、ふざけていて、でも試合の時はギュッと引き締まる。そんなとてもかっこいい仲間たちです。ただ、一時期、上の学年と意思疎通が取れなくなったことがあり、チームに亀裂が走った時期がありました。その時に、私が先輩方との仲介役になり、チームがまた1つになったんです。この先も仲間たちのために、日々精進していきたいと考えています。
ゴミ拾いが勝利につながる
結構珍しいと思うのですが…笑
実は、高校生からゴミ拾いを習慣づけています。これは高校時代の恩師に教わったことです。「グラウンドのゴミ1つがアウトにつながる」と言われ、ハッとしました。小さなゴミに気付くことができるようになれば視野が広がり、細かいことに気付けるようになります。この力は野球にも、私生活にも役立ちます。またスピリチュアルな話になってしまうのですが、ゴミを拾って徳をつむと、それで運がよくなるのではないかと考えてまして…小さな良いことを積み重ねて、野球で後悔がないようにしたいと思っています。
ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ
「辛い事があっても野球生活を思い出して、折れずに前進し続けろ!」