ブレイクダンスのある人生 日本大学 Kさん

ブレイクダンスのある人生

幼いころからブレイクダンスをやってきたKさん。
今ではブレイクダンスはKさんにとって、なくてはならない存在に
なっています。
ダンスとともに成長してきた経験。ダンスがあったからこそできた経験。
そんなKさんにとってのダンスとは何かを聞くことができました。





ブレイクダンスの存在

小学生の頃、ブレイクダンス(ブレイキン)というダンスを始めました。きっかけは、母親がEXILEにハマっていたので、最初は無理やりやらされているような感じでした。正直に言うと、当初はダンスが好きではなかったため、何度か辞めようと思っていました。

特に大会に出ても結果が出ない時や、自分がやりたい技が全くできない時、怪我をした時など、本当に辞めたくなる瞬間もありました。しかし、それらの困難を乗り越えられたのは、やらされているという考え方から、自分からやりたいと思うように変わったからだと思います。

ダンスはもともと指示通りに動くものではなく、自分で考えて表現するものです。この自由さに気づいてから、ダンスの楽しさに気付き、取り組むことができるようになりました。そして、チームメイトと共に踊り、結果を出す喜びも味わうようになりました。

ブレイクダンスは、私にとって特別な存在です。もしブレイクダンスがなければ、今の自分は存在しないでしょう。この経験を通じて、モチベーションを保ち続け、自分自身を成長させていくことの重要性を学びました。今では、ダンスが私の生活の一部となり、未来への活力となっています。






成長し続ける


先週末、ブレイクダンスの世界大会である「Freestyle Session」の日本予選に参加し、トップ16に入賞しました。この大会は、世界的に高いレベルを誇る競技者たちが競い合う舞台であり、高校生の頃まで動画でしか見たことのないダンサーたちとバトルするという経験は、私のモチベーションを高めるきっかけとなりました。

また、この大会が個人戦ではなくチーム戦である点も魅力的です。私は「Owlz」というチームに所属しており、双子の兄弟と、上京後に出会った友達と結成しました。素晴らしいチームメイトと共に、この結果を得られたことを誇りに思っています。

しかし、この成績に満足することなく、さらに高みを目指す決意を胸に、チームと共に努力し続けて行きたいと思っています。今後もブレイクダンスの世界で、より多くの成果を収め、新たな挑戦をしていきたいです。

昨年、親の仕事の都合でポルトガルに行く機会があり、半年以上をポルトガルで過ごしました。帰国後、周囲から「少し大人になった?」と言われることがありました。自分自身、この経験を振り返り、少しずつ変わった部分を感じます。その変化の一つは、周りをよく見るようになったことです。

異国の地でも私は、やはりダンスを続けました。ダンスは言葉の違いを超え、感情や表現を共有し、人との繋がりを築くための素晴らしいツールだと思っています。ダンスは、予期せぬ状況でも私を支え、新たな人との出会いをもたらしました。その結果、ダンスが私にとって特別な存在であることを再確認しました。

私はダンスを通じて成長し続けていると自負しています。この経験から学んだことや、異文化と触れ合ったことは、私の人生における貴重な財産となっています。将来もダンスを通して新たな可能性を追求し、自己成長を続けていきたいと考えています。

私は今後も、元気でいる限りダンスを続けていくつもりです。ダンスは私にとって生活の一部であり、人生の楽しみの1つとなっています。

これからも、さらに高みを目指し、ダンスを通じて自分自身を表現し続けたいと思っています。


ー10年後、NEXT GENERATIONの自分へ

尊敬している父、仲良しな母へ親孝行していてくれ!!!

少しでもブレイクダンスのシーン(舞台)にいてほしい!